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掲示版: 話題「等級ボーダーライン」 (tkcrows)

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等級ボーダーライン
tkcrows2002年03月15日15時50分更新
こんにちは、シネスケユーザの皆様。tkcrowsと申します。
昨夜久々に「トレマーズ」を観てその面白さを再認識しました。そこで皆さんにちょっと聞いてみたいことがフツフツと沸きあがってきたのですが、おつきあい願えるでしょうか?
質問は簡単です。「あなたは映画に対してA級、B級、C級、Z級の判断をどこでしていますか?」ということです。
「トレマーズ」は確かにB級の快作だと思うのですが、さて、と思い返すと自分は何を規準としてその映画をB級と称したのか実はとても曖昧なのです。低予算だから?見せ方がチープだから?スターが出ていないから?等など・・・。
自分の疑問を皆さんに振るのはオコガマシイとは思いつつ、どうしても聞きたくなってしまってこうやって新スレッドを立ててしまっている次第です。わかりやすい話題ですから過去にこういう質問はあったと思いますが、ここはひとつ子供に諭す様に(笑)、出来れば作品名などでお答えいただけると幸いです。もちろん、「私は映画に等級なんてつけていない!」という方のご意見もお聞かせくださるとありがたいです。
Re: 等級ボーダーライン
じぇる2002年03月15日16時31分更新
tkcrows様お世話になります.じぇると申します.昨日はうっかり『トレマーズ』を録画し忘れ,そのショックを引きずり今日は朝からグズグズです.これほど評価の高いB級映画も最近珍しいですからね.
さて,この基準はたびたび取りあげられているようですし,それだけ大変難しい問題なんだと思いますが,最近思うA級とB以下の境界は予算もストーリーも関係なく,ただ「重要なメッセージがあるか否か」のような気がしてます.ハイ.
Re: 等級ボーダーライン
uyo2002年03月15日17時49分更新
tkcrows様はじめまして。「トレマーズ」おもしろいですよね!
ご存知かもと思いましたが、以前こちらの掲示板でお見かけした「B級」についてのツリーをお知らせします。
http://cinema.media.iis.u-tokyo.ac.jp/bbs.cgi?topic=217&page=1
私は個人的には、B級映画の定義は、「(2本立てのために)上映時間が短いもの」と言う印象があります(一時間半ほど?)。
テレビ放映の時にも、本来の放映時間内(CM付きで2時間)に、カットをあまりせずに収まるものですね〜。それで、個人的には、Aと、Bは、等級、というより、映画の「タイプの違い」として解釈していて、それ以外の「級」は、あまり考えていません。
具体的な作品名などがあげられなくてすみません・・・。『ヒドゥン』などが好きです。
Re: 等級ボーダーライン
tkcrows2002年03月15日18時27分更新
じぇる様、菊水様こんにちは。
はい。仰せのとおり、最近のトピックはkazby様のツリーは拝見しておりました。 (確かに『ヒドゥン』は面白い映画でした。設定が憎らしいくらいツボでした(笑))
言葉足らずのこともあり、紛らわしくて申しわけなかったのですが、私が皆さんにお伺いしたかったのはここの方々は「B級」を愛着を持って呼ぶ方が多いということからの質問だったのです。
一般的、もしくは個人的にA級扱いにはしていないが無視するには惜しいという作品、愛しくて仕方ないがビデオ店にもあまり置いてないような小品を教えていただきたいなあ、と。皆さんの思いいれ度は各コメントを読めばわかりますが、(あまりに膨大なデータベースということもあり)ちょっと視点を変えて教えていただきたいな、と。
ちなみに私が愛着を持っている邦画で『精霊のささやき』という映画があります。つみきみほや范文雀が出演している幻想映画で、私の中ではA級にほどなく近いB級という位置付け、点も★4つくらいなのですが愛しくて仕方ない映画です。ここのデータベースには掲載されていないので、アップしようと画策しておりますがもちろんそれをきっかけに皆さんにも観てもらいたい、なんて欲張った想いも持ってます。
と、ここまで書いたら・・・あれ?等級関係ないジャンということに気付きました(汗)。「想い入れは人一倍だが何故かあまり知られてない映画」のほうが適当なタイトルのような・・・。し・・失礼しました・・・。
Re: 等級ボーダーライン
ガブリエルアン・カットグラ2002年03月15日19時39分更新
tkcrows様、再びこんばんは!カットグラです。
うーむ。私がオススメの小品…それは、『ガンメン』でございますっ!今批評空間にかろうじで(笑)登録はされております…が、コメントがたったの3つ!しかも5点コメントがたったのひとつ!!もちろんあらすじは募集中!!!なのでございます…
もしおヒマでしたら上記のリンク先へどうぞ。そこにオススメの理由が熱く!語られておりますっ!!
なるほど!
uyo2002年03月15日20時05分更新
ちょっとピントがずれてました。ごめんなさーい。そういうお話でしたら、私にとってのZ級は「映画としての作りはダメダメだけど、なんだか突き抜けたような強さと言うか・・・、むしろ「負けたよ・・・」と言う気分にさせてくれた作品」でしょうか(笑)。具体的には『エコエコアザラク3』などがそうでした。
精霊のささやき』ご覧になったんですね!静かで独特の空気感がいつまでも忘れられません。ちなみに、音楽担当は、映画音楽の第一人者(←勝手に決め付け)川井憲次さんです。
Re: なるほど!
tkcrows2002年03月16日22時31分更新
カットグラ様、『ガンメン』知りませんでした・・。そこまで熱く語られるなら是非観なきゃなりませんね。クリストファー・ランバートは私にとってかすることは多かったものの、真正面から取り組んだことのない俳優でした。ここらで一丁(笑)
菊水様、『精霊のささやき』をご覧になっているとは!あの映画音楽はとても秀逸でした。川井憲次氏は常々気になっている作曲家で、氏のサントラはいくつか所有しています。もちろんこの映画も、なのですが、『紅い眼鏡』とカップリングという美味しいサントラでした。エコエコアザラクシリーズは殆どが未見なのですが『毎日が夏休み』以来、ずーっと気になっている佐伯日菜子嬢が出ているので押さえねば、とはかねがね思っておりました。拝見させていただこうと思います。
B級の定義。
uyo2002年03月17日11時56分更新
>川井憲次氏は常々気になっている作曲家で、氏のサントラはいくつか所有しています。
知ったかぶりのような書き込みになってしまって、あとから申し訳なかったのですが、優しくレスしていただけてうれしいです。
ところでこのサントラ盤は、今では希少価値で、数万円の値段が付く事もあるようです!(こういった価値観にご興味がなかったらごめんなさい)
話題がずれてしまったので、改めて、「B級」の定義を。
一つのキーワードとして、「お気楽」と言うのがあるかと思います。観る方も気楽、作る方も気楽、となると、限りなくB級テイストが充満するかと思います。
一級のB級作品となると、どれだけ「本気でお気楽」が出来るか、と言う、倒錯した矛盾(笑)をはらむようになる感じがするのですが。有名な作品だと、ジョン・カーペンターの『ニューヨーク1997』や、『ゼイリブ』などにその「意気込み」を感じます。
Re: B級の定義。
tkcrows2002年03月18日13時14分更新
>菊水さま、こんにちは。
え、このサントラそんなに希少価値なんですか。平積み、放りっぱなしなんですが(笑)。 でも『トイ・ストーリー』の「人形は遊んでナンボ」の喩えのようにこのサントラも「聴いてナンボ」ですもんね。すごく良いサントラなのでヤフオク出さずにとっておこうかと(笑)。
ジョン・カーペンターはたとえどんなに資金を得ても、あのテイストは崩さないでしょうね。カート・ラッセル自身が一番気に入っている役がスネークだという事実もありますし、カーペンターは観客の楽しめる映画、というものを念頭にあの路線を行ってる気がしてなりません。テイストはB級だけど、とても視線の優しい『スターマン』やウェスタン横恋慕の『ヴァンパイア・最期の聖戦』、とても楽しませてくれる『ゴースト・ハンターズ』やラストシーンで本編そのものを笑い飛ばした『ゼイリブ』などなど。「娯楽」に対する彼の志は結構高いのかも知れませんね。