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[コメント] サンタ・サングレ 聖なる血(1989/伊=メキシコ)
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★4「手」によって描かれる異性との補完 [review] (山ちゃん)[投票(2)]
★4欲望と嫉妬に身を焦がした女は両腕を奪われ「手段」を封印されたぶん邪悪な想念を増幅させた。生まれながらに聴覚と声を持たない女は「疎通」を欠いたぶん世俗のけがれから隔離されていた。欲望の過剰とは閉塞、不足は希望。いたって真っ当なマザコン自立物語。 (ぽんしゅう)[投票]
★4ホドロフスキーは本物の「鬼才」だね。これまでの監督作は3つとも、既成の映画的常識からかけ離れたものばかりだったが、単に奇を衒っただけの映画とは違い、ちゃんと人の心に訴えかけてくるものを持っている。これこそが「普遍性」の証だろう。 (赤い戦車)[投票]
★4特別話に斬新さはないが、この監督にしては一般人の目線に近い領域で語られているのが何より分かりやすくていい。それでも凡百のサイコホラーには到底出せない神秘的でいて孤高の作品世界には魅了されずにはいられない。渾身のトラウマ脱却映画としても静かな感動を呼ぶ。そう、主人公の名はフェニックス(不死鳥)だ。 (クワドラAS)[投票]
★5まさかここまで切ない愛と哀と人生の物語だとは。人のちっぽけさ、愚かさ、哀れさを嘘なしで描いて、それでもその中から愛と救済を見出すことができる秀作。おまけに笑いの要素まで盛り込まれている。もう脱帽どころか全部脱いじゃう。 [review] (はしぼそがらす)[投票]
★5ビジュアルショック。音楽がもうちょっと攻撃的で良かったかも。美術面のこだわりは私が今まで観たなかでも上位。イマジネーションの飛び方はギリアム似?オチはどっかにありそうだけど。でもこれだけの映像魅せてくれればねえ。満点以外は考えられません。 (t3b)[投票]
★5大空を舞う1羽の鷲が見下ろす人間界の寓話が象の葬式によって幕が開くというのが訳はわからんまでも一種の神話性を獲得し得ていると思う。それがごった煮的展開の果てにトラウマからの開放で収束するのが意外に整然として快感。 (けにろん)[投票(5)]
★3芸術・創作では“鬼才”と評される人物がいるが、大抵それは忍者ハッタリくんだったりする。しかし、ホドロフスキーはそれを体現することができる数少ないまことの人間の一人である。 (氷野晴郎)[投票]
★3芸術的二人羽織!!観た後しばらく真似して遊んだ。 [review] (ボイス母)[投票]
★4全身小説家』を思い出した。何でってホドロフスキーは全身映画家だから。自分自身は勿論、周囲の人間をこのような奇天烈なものに巻き込んでしまうから。見るごとに映画としてのインパクトは薄れていくが、この男にはいよいよ興味が湧く。 (dahlia)[投票]
★5人工的な美しさとグロテスクさ、そして哀しさ。二人羽織映画とか言ってはいけない。 (はるきち)[投票]
★4あらいやだ、『エル・トポ』では神憑かり的なものを感じたのに今回は随分と人間臭くなっちゃって。でも相変わらず血が綺麗ですね。 (レディ・スターダスト)[投票(1)]
★4ホドロフスキー映画の中で、唯一わけがわかってしまった作品。ちょいとインパクトに欠ける。 (猫ナス)[投票]
★4思春期、性の目覚めと恐れ、精神的な乳離れ。それらが引き起こす哀しい物語。 (ズブロッカ)[投票]
★5ショッキングな血の赤と哀しく美しい情景が印象的だった。 [review] (神楽坂)[投票(2)]
★4グロテスクな描写には眉をひそめる向きもあるだろうが、最後まで直視すれば、そこには真摯な輝きを放つ人生の真実がある。 [review] (G31)[投票(2)]
★4不気味なのに泣ける。ホドロフスキーの息子がかっこいい! (chee)[投票]