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★2アフタースクール(2008/日)曲がりなりにも画面の中で全てが完結していた『運命じゃない人』。しかし本作は画面の外の文脈でストーリーが補完されていく。それだけでも否応なく活劇的な面白さは減殺される。そして何より背後の事情が明かされるに及んで、その如何にもシネコン映画的な社会的優等生ぶりに幻滅した。学校内的映画。つまらない。[投票(1)]
★4接吻 Seppun(2006/日)会話劇だが、そこで交わされているのは本質的には対話とは言い難い。主なる登場人物達の言葉は結局、一方通行で相手を変容させることが出来ない。独話が交錯するだけの物語であり映画。だがその不穏な各人の孤絶には、何かしらひきつけられる真実がある。[投票(3)]
★3(500)日のサマー(2009/米)その映画のラストシーンと彼女の涙。 [review][投票(5)]
★4アウトレイジ(2010/日)ほぼ例外なく殺った奴は殺られるという北野武的ゲームの規則(鉄則)。そしてゲームはいつも50対50で終る。でなければゲームが存続し続けることが出来ないからだ。「命には平等に価値がない」とでも嘯くような、暴力映画に於けるある意味でのネガ民主制。[投票(3)]
★4監督失格(2011/日)母親であると同時に父親でもあるような小栗冨美代さんの風貌、その座った眼が何故か心に残る。そして片隅に置かれたまま、なりゆきを全て捉えてしまうビデオカメラの(文字通りの)非情。(必ず誰かがライブで目を通し続けているだろうフィルムのキャメラには在り得ないだろう非情。)[投票(2)]
★3探偵はBARにいる(2011/日)海で隔てられた地方の大都市、歓楽街。雪。完熟と云うよりはやはり半熟活劇(と言いたくなる大泉洋の演じ様)。でもそれなりには面白い。 [review][投票(2)]
★3ジャンヌ 薔薇の十字架(1994/仏)「イエス様!」 [review][投票]
★3ジャンヌ 愛と自由の天使(1994/仏)ジャンヌ萌え。 [review][投票]
★3借りぐらしのアリエッティ(2010/日)大きさと小ささ。こんな見知らぬ世界がすぐそこに広がっているかも知れないというイマジネーション。そして「借り」ぐらし。 [review][投票(2)]
★3コクリコ坂から(2011/日)感心はするが、感動はしない。キャラクターにほとんど生理らしい生理を感じない。幾ら頬がピンクに染まっても、大粒の涙を零しても、記号以上の「意味」という理解の範疇を食み出す生理が匂わない。端的に言って、作品世界への、キャラクターへの愛(情熱)が乏しい、寂しい映画。 [review][投票(9)]
★3不灯港(2008/日)ズレたオカシサが可笑しさになるというユーモアはセンスだとは思うけど、それが100分近く、一篇の映画の間持続、あるいは累乗したかというと、しなかったようにしか感じられない。巧いけど、強くない。 [review][投票]
★4ロボコップ(1987/米)傑作だと思う("ケッサク"ではない)。グロでマヌケな暴力の果てのセリフは、一縷の希望? [review][投票(3)]
★3単騎、千里を走る。(2005/香港=中国=日)孤独に孤立した孤高の美学。 [review][投票]
★3ザ・ヤクザ(1974/米)義理とは何か(という愚問)。〔3.5〕 [review][投票(2)]
★3ラ・ジュテ(1962/仏)動画と静止画。映画の生と死。 [review][投票]
★4機動警察パトレイバー2 the Movie(1993/日)モラトリアムとしての「その後」。 [review][投票(3)]
★4王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987/日)「お前には何が見える?」「・・・女のケツ。」 [review][投票]
★3モテキ(2011/日)主人公の男は、客観的に見ればなんの魅力もない盆暗にしか見えないが(しかし妙な運動神経は抜群)、恋愛つーのは客観的になれないものだからこそ面白いんだろう(多分)。Perfumeの銀幕デビューに乾杯。あと橘いずみw。 [review][投票(1)]
★2七つまでは神のうち(2011/日)シナリオの辻褄合わせがホラー映画としてのサスペンス効果を殺いでいく。何かに「恐怖」するという感覚は、単なる緊張感の高まり(それは簡単に造り出せる)とは似て非なるものである筈ではないだろうか。 [review][投票(2)]
★2ツリー・オブ・ライフ(2011/米)映像は所詮オリジナルの複製に過ぎない。そんなメディアで神様を映しだそうなんて、まあなんて大それたことか。しかしそこに繰り出される映像(発想)の、見るに堪えない陳腐さは?(それらは秀麗であればあるほど紋切り型で、つまりは陳腐になっていく。)しかも作り手は、大真面目ときている。[投票(1)]