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動物園のクマさんのコメント: 更新順

★4パーフェクト・ワールド(1993/米)不在の父を求めて、父に愛されるパーフェクトワールドを目指す。2人の無言の同調による無垢な道程を思い込みと保身で中断させる男は殴られて当然なのだろう。童話の美しさがある。[投票(2)]
★4地獄への道(1939/米)ジョージ・バーンズの絵作りは、襲撃シーンや逃亡シーンは古典的でありながら今見ても驚きがある。発砲の派手さ、ご都合主義的だが緊張感ある展開。俳優陣の非力さで誰にも感情移入できないが、それを補って余りある演出と撮影。[投票(1)]
★4旅情(1955/米=英)この役を引き受けて、見事に演じたキャサリン・ヘプバーンに敬意を抱きました。ヴェネツィアに行きたくなったのは、この映画のあのお店のおかげ。[投票]
★4アラビアのロレンス(1962/米)青い空、白い砂、赤い岩。設計された美しい画面作りと、考え抜かれた名優たちの熱演。ここはこの音楽だろう、と思うようなぴったりな配曲。そうか、だからこの映画には感動できないんだ。でも、、 [review][投票]
★4彼らはフェリーに間に合った(1948/デンマーク)劇場用映画では終生カラー作品が撮れなかったドライヤーが、一瞬画面を赤くする。省略と純化の人だからこそ成せる完成度。こわっ。[投票]
★4スパイの妻(2020/日)蒼井優のたった一言のセリフで、激しくやられた。それは、 [review][投票]
★4バニー・レークは行方不明(1965/米)終わり近く主役が登場する。それは、あらぬ方を凝視する二人の瞳だ。長回しのキャメラでそこまで追い詰める演出が見事。[投票]
★3頭上の敵機(1949/米)終盤の動かない、しゃべらないグレゴリー・ペックは、最後まで大根と揶揄された彼の最も優れた演技だったのではないか、と思わせるヘンリー・キングの演出に畏れ入った。[投票(1)]
★4グラン・プリ(1966/米)ジョン・フランケンハイマーの秀作ではなくモーリス・ジャールの秀作かと思いきや、これはソウル・バスの傑作だ。[投票(1)]
★4シルバラード(1985/米)見事な馬の操り方に驚いた。[投票]
★4荒野の七人(1960/米)比較は意味ないが、キャラクターの再編(特にロバート・ヴォーンブラッド・デクスターの役所)、子供を色濃く登場させる作り、敵役に人格を持たせた西部劇的な再構成は、やっぱりよくできている。そして、村の風景の美しさ![投票]
★1海街diary(2015/日)こんなにひどい桜と雨は滅多にお目にかかれない。カメラの小さい横移動、多用される斜め上の人物俯瞰、気色悪い洋上の花火、果ては「バカやろー」の叫び。やって欲しくないことをここまで連続してやってくれていると、呆気にとられる。 [review][投票(1)]
★3アバウト・ア・ボーイ(2002/英=米=仏)子供たち、大人たちの造形が優れている、だけ、なんだけど、いい話には弱いので3点。別にめくじら立てたいほどのことではないのだけれど、これは映画でなくてもいいよね。[投票]
★1ライフ・イズ・ビューティフル(1997/伊)腹が立って、腹が立って。もちろん、戦争に、ではない、撮った人の無神経さ、に。この激しい勘違い加減は、素晴らしいロケーションを台無しにした演出の下劣さ、目を覆いたくなる無惨なスタジオワークに、率直に表われる。アレッツオがかわいそうだ。[投票(2)]
★2ショーシャンクの空に(1994/米)ストーリーはとても波瀾万丈で、分かりやすい善悪対立の構図に乗って飽きない。でも、映画でなくてもいいんじゃないか?映画ならではの興奮は全くない、と言っていい。[投票]
★4ウェスト・サイド物語(1961/米)再見して、ロバート・ワイズのチャレンジ精神に感服しました。旧来のミュージカルの風態を引きずっているとは言え、冒頭からずっと冒険心ある色彩と構図に魅了されました。[投票]
★4戦う幌馬車(1967/米)美しい画面。『ドノバン珊瑚礁』の海と青空を撮ったウィリアム・クロージアならではの色彩と構図。PANAVISIONとTechnicolorを最もうまく活用できた人だったように思います。[投票(1)]
★2若草物語(1964/日)むちゃくちゃ楽しい。志賀高原にスキー、別荘でパーティー、アメリカへはBOAC、松屋デパートでランニングを買う。一番幸せなのは芦川いづみの旦那の内藤武敏と。吉永小百合に慕われる伊藤雄之助でしょう。この正月映画が [review][投票]
★5めぐり逢えたら(1993/米)メグ・ライアンが好きなのだから、仕方ない。長いコートも、スタジャンも見事に似合う。デボラ・カーの愚鈍さが微塵もない。トム・ハンクスは全く魅力的じゃないから、彼女に対抗するには子供が必要だったわけだ。『打撃王』『特攻大作戦』まで出てくるし。[投票(1)]
★4ガートルード(1964/デンマーク)画面の中央に位置しあらぬ方を見つめる主人公。「愛する」「愛していない」しか交わされない、静寂だけれど饒舌な言葉。人の行き交いと計算されたカットバック。驚愕の鏡。架けられた人物画の沈黙。『怒りの日』や『奇跡』の果ては、徹底的で効果的な省略だった。[投票(1)]