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tkcrowsさんのコメント: 更新順

★3病院で死ぬということ(1993/日)この視点っていったい誰の視点なんだろう。患者を見守る静物?どちらにしても「観客の視点」ではなかったはず。題材はいいのに冷めすぎた目に感情がついていかなかった。「客観視の中のドラマ」を目指したのかも知れないが、あまりに離れすぎても気を削がれる。レンズの距離じゃなく。[投票(1)]
★3エアポート’75(1974/米)思えばこの頃の米国映画ってチャールトン・ヘストン主演作が立て続けに公開されて何が何やら状態だった。コックピットの緊迫感は今観ても十分通用。豪華なゲスト陣もただの賑やかしではなく巧く使われていた。[投票(1)]
★3ザ・中学教師(1992/日)ひたすらクールな長塚京三、教師役がはまる。しかし、このクールさがいつ崩れるのだろうと期待していたことも確か。だから家庭内のことにすらポーズを崩さなかったのにはショックを受けた。教師は確かにプロであるべきだろうが、少なくとも私はこういう教師に出会わなくて良かったとも思う。[投票(1)]
★3ソルジャー(1998/米)もっと面白くできただろうに。カートは無口を演じても目が語ってしまう。役者としては大事なことかも知れないけど、この役柄だけは不利だった。こういう作品では「やはり彼も人の子」と観客に感じさせる瞬間が肝。だから「いつのまにか」では同調しづらいのです。[投票(1)]
★3ドラグネット・正義一直線(1987/米)アート・オブ・ノイズの楽曲が妙に印象的。今でこそ硬のトム、軟のダンになってしまったが、それを逆転できた頃のこの作品は面白い。どちらかというと地味目なコメディなので大きなヒットではなかったのですがこういった作品こそ終始クスクス笑えるわけで。[投票]
★3ザ・フライ2 二世誕生(1989/米)一作目は監督と役者が巧い分、入り込んで観られたから傑作になった。この作品は終始傍観者として観ている自分がいた。これによってジェフ・ゴールドブラムの価値が上がるという皮肉な結果に。「目には目を」はある意味賛成派だが、さすがにラストはいただけない。[投票(1)]
★2スモール・ソルジャーズ(1998/米)まずこの人形たちに情がわかないどころか嫌悪感が先に来てしまうのが困ったもの。あまりに荒唐無稽すぎて「こういうのってアルカモ」と少しでも思わせてくれなかったのは失敗。それがないと傍観するしかないのです。見事においてけぼりを食いました。[投票]
★3スノーホワイト(1997/米)女王を中心に見据えたのは悪くないけど、白雪姫周辺が中途半端な印象がつきまとった。これはたぶん観客に女王側にも情を分けてしまったのが敗因でしょう。どうせ強い女性を描くなら徹底的に善悪をはっきりしてやってくれたほうがスカッとできたと思います。[投票]
★3G.I.ジェーン(1997/米)これを観て、一瞬ああ私も鍛えなくてはと思うも映画を観終わる頃には今のままでいいのだと自分に説得していた。予告ではデミの肉体鍛錬シーンばかりが強調されていたのがマイナスに働き、作品本来の視点からずれて観ていたのかも。駄作ではありません。[投票]
★3エクスプロラーズ(1985/米)お気楽っぽさが可愛い。ただ前半の冒険物っぽさに比べ後半の脱力感は相当なもの。お子様向けを目指したのはわかるので文句をいうのはお門違いなのだけど、それでももう少しシェイプアップできなかったか。宇宙人の造型はとても可愛いのですけどね。[投票]
★4マペットのクリスマス・キャロル(1992/米)クリスマスだからと妻とこれを観にいった大調子者です。クリスマスにマペット。これだけでも一歩出ているのに名作の誉れ高いこの原作なのだから最強。惜しいのはマイケル・ケインに色気がありすぎてマペットとソリが合ってない気がするのです。[投票]
★4ソルジャー・ブルー(1970/米)「邪魔者は実力行使で排除する」。米国のもうひとつの側面がよく描かれている。封印したい史実をあえて制作する良心には頭が下がるが、現実を見ると米国は相変らずまったく懲りてないわけで。過去を知り心を痛めることだけで禊は済んだと思っちゃうのは我々も同じですが。[投票]
★3カットスロート・アイランド(1995/米)観るそばから忘れていくが、その瞬間は楽しめる。こういう映画って意外と何度でも観られるんですよね。様々な監督が挑戦し、ことごとく敗れていく海洋冒険モノ。この定説はここでも覆されなかった。それでも挑戦したくなるのはやはり海の魅力でしょうか。[投票]
★3紅い眼鏡(1987/日)役者の華のなさ、演技の稚拙さがディテールに凝りまくった作品の重厚さに負けてしまった。この監督は実写になるとどれも欲しがって結局粉砕してしまう・・というのはあんまりな見方か。そのかわりと言っては何だが川井憲次の楽曲は出色の出来。[投票(2)]
★4悪魔の追跡(1975/米)面白い。まさにタイトルそのまま。確か地方館の2本立。しかしメインだったはずのもう一本は何だったのか忘れてしまった。基本的には追いつ追われつが目玉(というかそれだけ)なのだが、編集とカメラワークが良くて緊迫感が持続する。渋めの配役が効を奏したか。[投票(1)]
★3原始のマン(1992/米)ブレンダンって今ひとつ周囲に溶け込みづらいイメージがある。でもその異端ぶりがこの映画ではいい具合に。それにしてもなんだかよくわからない邦題。これで観たいと思うことはなかなか困難かと。[投票]
★3花嫁はエイリアン(1988/米)ラストの収め方が緩くても可愛い話に免じて許してしまう。ロマンチックを期待してことごとく「可愛く」ハズしてくれる。こういう触手とか粘液とか出さない美しいエイリアンならもちろん歓迎したい。[投票]
★4時代屋の女房(1983/日)まるで雲のようで意志が汲みきれない存在の夏目雅子。相手の心が掴めない事がこんなにじれったく切ないものとは。歩道橋に日傘が覗いてくるシーンが忘れられない。どんなに振り回されても可愛いと思える女房、持ってみたいなあ。←問題発言[投票(1)]
★5吸血鬼ドラキュラ(1958/英)ドラキュラ映画=エロチックという図式を確立しただけでもこの点を献上したい。何故こんな怪奇映画に性的興奮を覚えるのだろう。しかし、そのおかげで恐怖も倍増するということも判明。「来る来る来る来る。来た・・・」というシーンがこんなに怖いとは。[投票(1)]
★5無伴奏「シャコンヌ」(1994/仏)派手さはないのだが熱い。楽器が雄弁で主役の座を彼から奪っていたかのよう。編集が若干雑ではあるが、登場人物の繊細さがその穴埋めをしっかり果たしていることに驚く。本当に秀作です。[投票]