[コメント] 赤い蕾と白い花(1962/日) - 点数順 (1/1) -
話の浮つき加減はあの時代の空気だと割り切ってみれば、何のてらいもなく吉永と浜田の溌剌さを、グイグイと突きつける西河克己の手腕が光る。線路脇の浜田と子犬の移動ショットから、吉永一家の朝食シーンまでの軽快な導入部の吸引力は青春娯楽映画の鏡。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] | |
おませで進歩的であるようで、その実、妙に子供っぽいことで衝撃を受けてしまうのも、この当時の吉永の愛らしさ。怪我へのおまじないと称して額や頬にキスをしあう吉永と浜田の未熟さが、甘酸っぱくも微笑ましい。 (水那岐) | [投票] | |
恋愛に関する饒舌とおせっかいから成る石坂洋次郎の特殊世界。そこでは驚くべきことに浜田光夫には性欲というものがないのだ。 [review] (寒山拾得) | [投票] |