★4 | 感傷的な予告編と139分という中途半端に長い上映時間からほぼ絶望的な気持ちで観ることになったのだが、そうした不安が全くの杞憂に終わったことが何よりも嬉しい。基本的にロングショット中心で泣き顔クローズアップはほんのわずかな場面だけであり、一直線の単純な脚本ではなくエピソードは場所も時間もバラバラで断片的に示されていく。北信康の撮影も文句なしに素晴らしい。 [review] (Sigenoriyuki) | [投票(1)] |
★4 | 元歌「風に立つライオン」は本当に素敵な曲。歌自体が短編小説。 [review] (プロキオン14) | [投票] |
★3 | 修造キャラが既視的な主人公だが現地ロケの空気は子供達を通じて吹き抜ける。全篇ケニア舞台で貫徹して欲しかったところだがドラマ構築にネタ不足で真木の五島パートが併走する。そして、これが又仄かな諦観を内在させ良い。両者の相関性の欠落が問題。
(けにろん) | [投票(1)] |
★3 | 職人監督らしいそつない作り。だけどこの作品に関しては監督のパッションが見えてほしかった。 (甘崎庵) | [投票] |
★3 | 微温映画を宿命づけられた企画でも、三池崇史は人体損壊メイクや銃撃音の容赦ない突発で網膜鼓膜に暴力を振るうなど署名を忘れない。しかし赴任地ケニアで一向に長崎言葉を発しない大沢たかおの造型は映画の旨味を解しない唐変木の業である。キャラクタの魅力に関して萩原聖人に軍配が上がるのは必然だ。 (3819695) | [投票] |