★5 | 線路上の二人の少女。イサベルは線路に耳をあて、アナは遠くの何かを見つめるように立つ。そう、イサベルは知識・情報を得ようとする子で、アナは感じようとする子なのだ。 [review] (cinecine団) | [投票(38)] |
★5 | 自分がイザベルぐらいの年に初めて見て以来、上の学校へあがるたび、大事に大事に見てきた映画です。 [review] (tomcot) | [投票(19)] |
★5 | 洋の東西を問わず、古代人たちは人智を越えた精霊がミツバチの姿を借りてわれわれの前に現れると考えた。(以下レビューに続く) [review] (アルシュ) | [投票(15)] |
★5 | 「これから何度かお世話になります」と言いたくなる映画であり、この映画が退屈だと思ったら重症だと判断出来る自分の心のバロメータ映画でもある素晴らしい作品。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(13)] |
★5 | アナだけでも、イサベルだけでも成立しない映画。子供を描く映画は多いが、子供の持つ世界を描く映画で成功しているのって、あまりない。数少ない映画だと思う。 [review] (くたー) | [投票(12)] |
★5 | スペイン内戦の抑圧された社会を、まだ告発するのがタブーだった時代。人々の抱える罪と悲しみを描くには、寓話化して叙情的なベールをかけるしかなかった。それがこのように美しく、背景を知らない日本人にも感覚で受け入れられる映画たらしめたのだろう。 [review] (いぐあな) | [投票(10)] |
★5 | 目を見ひらいて耳をすませば、きっと彼だって気付いてくれる。いつかきっと私のもとにも真実「映画」がやって来る。はず。 [review] (tredair) | [投票(9)] |
★5 | 「イサベル…なぜ 怪物はあの子を殺したの? なぜ 怪物も殺されたの?」…オイラの胸は張り裂け申した。
[review] (kiona) | [投票(9)] |
★5 | 「死」から一番遠く、且つ、一番近い距離にいた、柔らかい陽射しに守られていたあの頃…虫眼鏡で蟻を観察しているフリをして、焼き殺したりしたことありませんか? [review] (muffler&silencer[消音装置]) | [投票(9)] |
★5 | アナは生きている [review] (ペペロンチーノ) | [投票(8)] |
★5 | 幼女という未だ性を獲得しない不確かさを生きるがために、イザベルとアナが放つ危うい死の香りがなんともエロティックであるという高度な矛盾。ふたりを見ていると死が本来の人間の世界であり、生はその長い沈黙のつかの間の戯れに思えてくる。 (ぽんしゅう) | [投票(7)] |
★5 | 死ぬと言うこと、あるいは死なないと言うこと。大人と子供が見た死生観の違い。(コメントは長文ですが、完全に電波入ってます) [review] (甘崎庵) | [投票(7)] |
★5 | 子どもの頃、今よりずっと「死」が近かったことを思い出す。 [review] (イライザー7) | [投票(7)] |
★5 | アナ・トレント、希有なる子役。 [review] (ころ阿弥) | [投票(7)] |
★5 | 目で聴いて、耳で観る…そんな不思議な感覚の残る作品 [review] (のぶれば) | [投票(6)] |
★5 | わたしが妖精だったころ。アナ・トレントは信じる力を与えてくれた。 [review] (ALPACA) | [投票(6)] |
★5 | 子供。 はじまったばかりだというのに、何故そんなにも死に近い存在なのか。 (ハシヤ) | [投票(6)] |
★5 | 30年ぶりの鑑賞でイサべルに心を奪われる。 [review] (さず) | [投票(5)] |
★5 | 『ミツバチのささやき』をめぐる私のささやき。 [review] (ナム太郎) | [投票(5)] |
★5 | 最も大事に映画を作る監督ビクトル・エリセ。幸福な出会い [review] (ルッコラ) | [投票(5)] |
★5 | アナの中に芽生え始める「自分という存在」とその反対にある「自分のいない世界=死」。映像を使っての表現方法には衝撃を覚えた。 [review] (torinoshield) | [投票(5)] |
★5 | 実景を捉えながらもそれがどこかしら、少女達の心象風景にも感じられたところに本作の妙味を感じました。地平線、大地といった大きなものに対して小さな少女を配した構図もよく、特にどこまでも伸びていく線路に少女の果てしない想像力の象徴を見たような気がしました。 (kawa) | [投票(4)] |
★5 | 安易に使い古された言葉で、省略が抜群に巧い、などと云ってはいけないと自戒。アナのストッキングの色が変わるディゾルブで一日の経過を表現する作家の意識の中には省略という言葉は無いはずだ。そこには、これこそ必要十分なカットの構成である、という自信があるだけだ。これは映画のお手本である。世界一頭の良い演出である。最高。 (ゑぎ) | [投票(4)] |
★5 | 誰でも無垢な子供、特にアナに惹かれる。無垢で情緒に彩られた作品ながら、その悲しさはスペイン内線と軍事政権下のスペイン人の傷。 [review] (SUM) | [投票(4)] |
★5 | ささやきは圧政の象徴。表現の自由を制約された圧政下で育つ多感な少女アナを描いた傑作。 [review] (スパルタのキツネ) | [投票(4)] |
★5 | たとえば、母親が自転車で駅に向かうところから列車の到着までを綴るカメラワークと「蒸気」の画面。「井戸の家」初登場カットのカメラポジション。ここまで映画の純度を高める作業に傾注すれば寡作になるのは必然だ。エリセの唯一の欠点は「映画」を知りすぎていることだろう。すべての風景に心を引き裂かれる。 [review] (3819695) | [投票(3)] |
★5 | うつろいゆく光、地平に立ち、動く子供。昼の世界。またたく光、ささやく声。夜の世界。遠くから聴こえてくる音。魂は、暗闇から、無からうまれる。 (鷂) | [投票(3)] |
★5 | 最初,ぼくはこの映画に5点は付けられない人間だと思った。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(3)] |
★5 | フィルムのまわる音、ささやき、その全てが愛しく感じられる映画。ビクトル・エリセただものではない、巨匠ぶり。 (chokobo) | [投票(3)] |
★5 | 子供が感じるもの、見えるもの、聞こえるもの、そして子供には感じも見えも聞こえもしないし、想像も予測もできないもので、すべての画面が出来ているのだろう。父の存在を中心に 大人はそこを訪れる他者としてかかれている。天才的。 (エピキュリアン) | [投票(3)] |
★5 | ほんとは誰にも知らせずに、そっとしまっておきたい映画です。 (動物園のクマ) | [投票(3)] |
★5 | 子どもの目を通した表現は「どんな大人になりたいか」ということだと思う。偏見を持たず、弱者を忘れず、意地悪をせず、信じることができる大人に、わたしもなりたい。 [review] (jollyjoker) | [投票(2)] |
★5 | 映画内映画としての『フランケンシュタイン』という構造。人造人間、機械仕掛けの奇蹟。現実の生命と、うたかたの幻影の曖昧な境界――。それはまさに、映画の事。息苦しいほどの、映画美の結晶体。光と影で構築された蜂の巣に閉じ込められる観客。 [review] (煽尼采) | [投票(2)] |
★5 | 子供達の童心が綺麗。スペインの映像にため息。子供の頃の懐かしい気持ちに触れられて心地良かった。妙に感情移入できる節があり感動してしまいました。ルージュは大人になってからね。感情、風景、そして風と光と笑顔、魅了満載!素晴らしい映画です。 (かっきー) | [投票(2)] |
★5 | しばらく自分はロリコンではないかと悩んでしまった。牛乳飲んで「こほっ」てするシーンが忘れられなかった。 (これで最後) | [投票(2)] |
★5 | 眠り薬がはいっているが、寝ないで最後まで観られればきっと何かが見つかる。光と影、色、空気がとても美しく表現されていて、バルテュスの絵のような透明感と静かさが印象的。 (アリ探し) | [投票(2)] |
★5 | 感動する時って普通、”観る⇒理解する⇒感動する”ってプロセスを経るものだと思うんだけど、この映画は真ん中を取っ払っちゃって、”観る⇒感動する”って感じだった。理解できないまま涙を流したのは初めての経験かも。 (ネギミソ) | [投票(2)] |
★5 | 録音の素晴らしさ。父親の足音、二人のひそひそ話。映画は総合芸術なんだ。アナ・トレントの繊細な息遣いが映画を支配している。自分が、この映画を見つめているということがなんだか感動的だ。 (kirin) | [投票(2)] |
★5 | 名画というものは無駄なシーンが無いということ、観る度に発見があるということをこの映画を観て改めて感じた。時間をおいて再びこの映画を観ることを考えるだけで幸せな気持ちになる。そういった感情を揺さぶられるまだ観ぬ名画を想像することも同じである。とにかく、この映画は僕にとって宝物であり、映画への可能性を信じさせてくれた作品です。 (Santa Monica) | [投票(1)] |
★5 | まだ4点ですが、いずれ5点になります。 (コマネチ) | [投票(1)] |
★5 | 語るほどに陳腐になってしまうものがありますが、少女の多感さもそのひとつでしょう。理屈で透徹できないものがあっても良いんだと思います。 (Medusa) | [投票(1)] |
★5 | 切なく、温かく、そして冷たい。アナの考えていることは解かる術もないが、感じていることは理解できたような気がした。恐るべき子供、アナ・トレント。 (RYUHYO) | [投票(1)] |
★5 | 暖かくもあり冷たくもある静けさと、不安な緊張感のある、不思議な空気感。 [review] (SY) | [投票(1)] |
★5 | 日常と非日常は紙一重で、その一線を何の抵抗もなく乗り越えていく子供たち。 (buzz) | [投票(1)] |
★5 | なぜ「ミツバチのささやき」ってタイトルなの?原題もそうなの?
心の奥にしまったまま忘れてしまった何かを気付かせてくれるような映画 [review] (しゅんたろー) | [投票(1)] |
★5 | 足跡の大きさを確かめたり、焚火を跳び越えたり、といった子供にとっては当たり前の「遊び」が、実は神秘に満ちていたのだと気付いた。 (リーダー) | [投票(1)] |
★5 | 暗闇を見つめるアナの瞳と、時おりキラリと光るピアスが対照的というか相乗効果というか…とにかく美しい。 (伊香) | [投票(1)] |
★5 | 子供は夢見がちなわけでも寝ぼけているわけでもない。 [review] (dahlia) | [投票(1)] |
★5 | アナがあまりにも無垢で美しすぎるあまり,怖いくらい人造的にさえ見えてしまう。 [review] (ワトニイ) | [投票(1)] |
★5 | 口頭でシークェンスを並べていくと、この映画が一番形になりそうな気がする。単純かつ豊饒な映画。同じことを「一見」単純なキアロスタミの作品で実践したところ、あまりの複雑さに眩暈がしました。 (岡田和雄) | [投票(1)] |