★4 | IP5 愛を探す旅人たち(1992/仏) | 愛はなくなると苦しいものだ、とモンタンは言う。みんなその愛を求めて遠くへ行く。ということは、愛を得ている人は、苦しさを感じないのだろう。わたしたち、日常を生きている者、愛に関して苦しくない者は愛が周りにあるということなのだろうか。愛とは、、、。 | [投票(1)] |
★4 | チョコレート(2001/米) | 美しい映画だね。ソーントンがあれだけ差別主義者だったのに、簡単に雪解けするのがちょいと腑に落ちないが、まあ設定が図式だから、寓話と考えればいいのでしょう。性愛が負の二人の更なる第二段階へと移らせる描写はスレスレに見事。頭でっかちでないところがいいね。 [review] | [投票(1)] |
★4 | ビッグ(1988/米) | 映画の醍醐味。みんな、心が子供に戻り、じーんと何もかも忘れて清流の、本当に13歳に戻る。それぞれの13歳に。私だったら英語を覚え始めたあの時に。詰襟の学生服を初めて着たあの時に。一瞬でも戻れるなら戻りたい。至福の映画だ。 | [投票(1)] |
★4 | 愛人/ラマン(1992/英=仏) | 充分、文学たり得てます。映像の詩人といっていいぐらい美しい叙情。出会いと別れのときの少女のりりしさ。毎日会っている時の少女のオンナ顔。うまいね。別れのシーンは、映画史上でも稀なうっとりする美しい別れだ。 [review] | [投票(1)] |
★4 | 青い凧(1993/中国) | ある一家族を通しての中国の現代史。隣の国ではあんなことになってたというのはほとんど気付いてなかったんだよね。 [review] | [投票(1)] |
★4 | シカゴ(2002/米) | 映像、カメラの切り回し、このキャバレーを使った、人物説明のためのミュージカルシーンもユニーク。テンポが速いから退屈する暇がない。アメリカのスタッフの実力を垣間見た秀作です。それにしても、ゼルウイガーやせたなあ。 | [投票(1)] |
★4 | マトリックス リローデッド(2003/米) | 前作よりノウガキが多いような気もするが、後半はアクションの連続でそりゃ楽しめます。高速のカーチェイスのドド迫力がスゴイ。映像も洗練されている。減点といえば、 [review] | [投票(1)] |
★4 | めし(1951/日) | 結婚してある程度の年月を経ると、いくら愛し合った夫婦でもこんな筈じゃなかった、とか自分の中に青い鳥を求めるようになる。
そんな普通のどこにでもある話を、 [review] | [投票(1)] |
★4 | コントラクト・キラー(1990/フィンランド=スウェーデン) | J・P・レオ。レオは年とった分翳りが出てきたね。タッチも、トリュフォー、メルビルと見間違うばかり。オマージュと考えてもいいのかな。嬉しい。いつもの暖かみの部分が少ない分映像はクールになった。淡々と今回はストーリーが動く。好きだなあ。 | [投票(1)] |
★4 | ウェディング・バンケット(1993/米=台湾) | アン・リーはいつもアジア映画らしくない、何か西洋っぽいイメージを受ける。題材はまさに台湾なんだが、テンポ・映像・タッチは全く西洋作家風だ。そのため、アジア独特のくすみのようなものが全くなく、あっけらかんと合理的でクリアーだ。 | [投票(1)] |
★4 | パラダイスの夕暮れ(1986/フィンランド) | そうですか。カウリスマキの恋愛哲学。彼の映画は行動が半ショット早い目が多いのに、この映画ではじっくり描いてるね。その分いつもより退屈に思われる流れだが、ラストを一瞬で決める。 | [投票(1)] |
★4 | シン・レッド・ライン(1998/米) | 単なる戦争シーン映画じゃない。生命の源。戦場も本来は地球の緑。生と死が同時に豊かな映像のもと、ゆるやかな風とともに映像画面に入っている。人間とは何だろう。殺さないと、生きられないこの選択。こうべを上に向ければそこには果てしない青空。虚空。 | [投票(1)] |
★4 | 数に溺れて(1988/英=オランダ) | グリーナウェイでも分り易い、ストーリーもかなりある、観客へのまなざしがまだ残っている時の、面白い興味深い映画です。死への透明観というか、一途に行ってしまう集中観もすごい。なかなか良し。 | [投票(1)] |
★4 | ベリッシマ(1951/伊) | ほんとイタリア女性ってよくしゃべるは、デブってるは、きれいないい時は若い時の一瞬だけなんだなあ、と映画からでも分かる庶民人情映画。ラストが一味違う、心ひろがる映画です。デシーカの映画かなあと思いました。 | [投票(1)] |
★4 | シベリアの理髪師(1999/仏=露=伊=チェコ) | 冗漫なところも結構あるが、さすが、たゆとう大河小説のような風格・香りがある。それはカメラのダイナミックさに負うところが多い。女優があまり美人でなかったのでちょっと物足りないが、読後感は充分だ。なかなか力作。 | [投票(1)] |
★4 | 仇討(1964/日) | ラストの瞬発的、動的、人間のうごめきまで表現し秀逸。ああいう仇討まで、庶民の見世物にしちゃってる武士道の哀しさも伝わってきた。ただそこに至るまでちと演出切れてない。 | [投票(1)] |
★4 | 007/ドクター・ノオ(1962/英) | お金をかけなくっても、これだけ面白い素材があれば、一級の娯楽作品ができるいい例だよね。S・コネリー登場の衝撃。 | [投票(1)] |
★4 | セントラル・ステーション(1998/仏=ブラジル) | 初老のオバサンが、少年を仕方なしに気にかけてゆく、その心情・過程がたまらなくいい。淡々とした描写にも好感が持てる。でも、ブラジル映画って珍しいね。 | [投票(1)] |
★4 | スワロウテイル(1996/日) | ホント、変わった映画を作るよな。無政府状態のような変なところでのオハナシ。でも、ひとつひとつがひたすら哀しい。岩井の映画にしては、奥行き、広がりを感じる。 | [投票(1)] |
★4 | スピード(1994/米) | バスという密室を使った着想に乾杯。スリル満点。一級のアクション映画。カップルで見るのに最高。キアヌは魅力的で良い。 | [投票(1)] |