丹下左膳さんのコメント: 点数順
丹下左膳餘話 百萬両の壷(1935/日) | 今は亡き山中貞雄監督の最高傑作。大河内伝次郎のすねたような顔を見る度に微笑んでしまう。そのユーモアと演出は素晴らしく、何度でも観たくなる。90分という長さも好ましい。 | [投票(4)] | |
ウエスタン(1969/米=伊) | ヘンリー・フォンダの悪役ぶりが忘れられない。ブロンソン、ロバーズもいいぞ、そしてモリコーネの甘い音楽とゆったりと流れる時間…。異色の西部劇。 | [投票(3)] | |
ギター弾きの恋(1999/米) | 破滅型のギタリストを演じたペンに座布団1枚。口の利けない純情娘を演じたモートンの涙と笑顔に座布団3枚だ! (確かに食べてばかりいるが、そこが可愛い) | [投票(3)] | |
世界中がアイ・ラヴ・ユー(1996/米) | 豪華な俳優たちが必ずしもうまくないのに実際に歌う(除バリモア)。観終わると愉快な気分になる。ティム・ロスの登場場面はケッサク。 | [投票(3)] | |
ざくろの色(1968/露) | 豪華絢爛たる色彩、自由な発想、強烈な打楽器の響き。これがロシア映画だなんて信じられない。パラジャノフを弾圧した当局の不見識を皆で呪うべし! | [投票(2)] | |
レディ・イヴ(1941/米) | いわゆるスクリューボール・コメディの傑作。スタンウィックの美しさもさることながら、フォンダがこのような役を演じることに驚く。 | [投票(2)] | |
ニュー・シネマ・パラダイス(1988/仏=伊) | 甘いと言われても、映画に対する愛情に満ちた作品を観ると、映画ファンとして嬉しくなる。完全版は未見。音楽も泣かせる。 | [投票(2)] | |
狩人の夜(1955/米) | コルテスのカメラが素晴らしい。殺人鬼に追われて子供達が逃げる場面の数々は影絵のような印象を与える。 | [投票(2)] | |
ダーティハリー(1971/米) | 今や不滅のヒーローとなったハリー。悪役のアンディ・ロビンソンの下劣さも捨て難い。 | [投票(2)] | |
バルカン超特急(1938/英) | ヒッチ作品の中でも五指に屈せられる傑作。奇怪な事件と謎に銃撃戦も加わり、誰もが楽しめる作品。 | [投票(2)] | |
十七人の忍者(1963/日) | 攻めるは公儀隠密・伊賀流忍術、守るは根来流忍術。死力を尽くした両者の攻防戦はサスペンス満点。同類の「十三人の刺客」の上を行く。自分の死後を考えて行動する忍者が天晴れ。 | [投票(1)] | |
トップ・ハット(1935/米) | 映画史上最高のダンシング・コンビによる華麗な踊りを見よう。「グリーンマイル」や「カイロの紫のバラ」に引用されたのは何故か、考えてみよう。 | [投票(1)] | |
アタラント号(1934/仏) | 画質の悪い画面から瑞々しさを感じる。花嫁の幸せそうな表情を見よ! | [投票(1)] | |
稲妻(1952/日) | 「ダメ人間」群像を見るが如し。が、深刻な状況にも拘らず一種のユーモアを感じる。高峰秀子が相変わらず良い。根上と香川の兄妹も成瀬作品にしては珍しい清々しさだ。 | [投票(1)] | |
上海から来た女(1947/米) | 水族館の場面、京劇の小屋、鏡の間の銃撃戦、忘れられない映像が続く。リタ・ヘイワース出演作品のベストのひとつ。 | [投票(1)] | |
博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964/英) | 強烈なブラック・ユーモア。一人三役のセラーズに敢闘賞を送りたい。 | [投票(1)] | |
ハンナとその姉妹(1986/米) | ユーモアに満ちた作品。豪華な演技陣。ターザンのジェーン役で売ったモーリン・オサリヴァンの出演は涙ものだ。 | [投票(1)] | |
カメレオンマン(1983/米) | この映像には単純に驚く。ヒトラー演説の場面がケッサク。 | [投票(1)] | |
天国と地獄(1963/日) | 誘拐ものとして今後これを超える作品は出ないだろう。そのスリルとサスペンスは映画史上空前。 | [投票(1)] | |
東京物語(1953/日) | 紀子三部作の掉尾を飾る名作。原節子が光り輝いて見える他、東山千栄子、杉村春子など助演陣も素晴らしい。 | [投票(1)] |