Linusさんのコメント: 点数順
戦場のピアニスト(2002/英=独=仏=ポーランド) | 芸術なんてお金持ちの庇護がなければ成立しないってことは、歴史が語っている。戦時下のような極限状態では芸術家なんてボンクラもいいとこ。きっとポランスキーもシュピルマンも60年前は非力だったに違いない。だからこそ、彼らは〈見る〉ことに徹したのだ。しかし、 [review] | [投票(20)] | |
シャイニング(1980/英) | 私は何故キューブリックが好きか。 [review] | [投票(17)] | |
道(1954/伊) | ずっとこの映画が、なぜ心に響くのか上手く言葉にできなかったけど。 [review] | [投票(13)] | |
マルホランド・ドライブ(2001/米=仏) | 壁にかかる一枚の絵 [review] | [投票(12)] | |
アメリ(2001/仏) | アメリから気づかされたこと。…そしてフランス映画へ。 [review] | [投票(12)] | |
鬼が来た!(2000/中国) | ラスト30分までは、この迫力あるエンターテイメント映画を、まるで中国人の群集の一人のように傍観し笑っていた。しかし見終わった感想は、 [review] | [投票(9)] | |
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999/独=米=仏=キューバ) | 2度目の観賞。映画の構図がわかってしまったので、感動しないかなと思ったけど違う感想を持った。それは、カーネギー・ホールで喝采を浴びたBVSCの老人たちは、資本主義と和解したのかなぁ…なんて。 [review] | [投票(9)] | |
ゴーストワールド(2000/米) | 全ての女の子が異性との肉体を知る前は、ファンタジーの世界に生きているのではないか?異性を知って初めて、少女は孤独であること、現実が目の前に広がっていること、男の子をギャグにしちゃいけないことを学ぶのである。(だって結局パートナーなわけだし)だから… [review] | [投票(8)] | |
エド・ウッド(1994/米) | 館内は爆笑につぐ爆笑だった。しかし、私は苛立っていた。隣に座っている女がアハハとあまりに笑うので「静かにしてくれない」なんて言えるわけがなく(小心者)、とりあえず画面に見入るしかなかった。だって涙がとまらなかったんだもん。さて、私の泣いたつうシーンは… [review] | [投票(8)] | |
二十才の微熱(1992/日) | 優しい残酷 [review] | [投票(7)] | |
GO(2001/日) | 自意識過剰な原作を、ひょうひょうとしたクドカンが脚本を書くことによって、見る層(在日問題に興味ない人)を広げた功績は大きい。+ジョンイルについて一言 [review] | [投票(7)] | |
天国と地獄(1963/日) | いつの時代でも、金持ちと貧乏な人が存在する。そこには必ず軋轢が生じる。1億総中流化なんて言われて久しいが、そんなのウソッパチだって気づいてるはず。見えにくい社会を、黒澤のように切りとる表現者がいないことが、ちょっと淋しい。 | [投票(6)] | |
セブン(1995/米) | 本当か嘘かはわからないが、ある美大の卒業制作に、自分の焼身自殺を映像に撮った男の話を、随分前だが聞いたことがある。その男は、何でも芥川龍之介の「地獄変」に、強烈に影響を受けた結果、その道を選んだそうだ。 [review] | [投票(6)] | |
その男、凶暴につき(1989/日) | 全共闘世代の代表であるビートたけしは、生きる意味を理屈で求める世代の アンチとしてお笑い(荒唐無稽)に走り、北野武はニヒリズム映画を撮り続けていると、私は勝手に思っている。 | [投票(6)] | |
ベニスに死す(1971/伊) | 「タッジオ!」と誰かが呼ぶ。水際に立っていたタッジオ振り返る。少年の白い体は、今にも太陽の陽射しと溶けあいそうだ。見ていられないアッシェンバッハ。アッシェンバッハ、目を静かに閉じる。すると… [review] | [投票(6)] | |
さらば、わが愛 覇王別姫(1993/香港) | レスリー・チャン。今これを観ると自身の生涯と重なってしまう。諦念、儚い恋心、嫉妬、裏切り、打算、情念、一つ一つの気持ちの揺れぐあいが、こちらの五臓六腑に沁みわたり、彼の厚化粧の奥に潜んだ悲し気な目が、虚空を彷徨う。想う人に想われない、たったそれだけの贅沢な懊悩。 | [投票(5)] | |
告発の行方(1988/米) | 強者は弱者の気持ちがわからない? [review] | [投票(5)] | |
ワンダー・ボーイズ(2000/米) | 風に舞う原稿用紙。男は全てを失った? 違う。彼は固執してきた物から 解放されたのだ。人は、何かに縛られている。意味もなく縛られている。 けれど一陣の風が、自分の意思と関係なく流れを変える。そんな生き方が 幸せを呼ぶことだってある。 | [投票(5)] | |
ひまわり(1970/伊) | 私の好きなシーンは、旧ソ連に夫を訊ね、女と暮らしていたとわかった時、 涙を流すのを悟られまいと、洗面器の水で顔を洗う場面。それくらいのプライド持って生きないと、アカンよね。(しかしこういうコメントも、ネタバレなんでしょーか?) | [投票(5)] | |
気狂いピエロ(1965/仏) | キューブリックの『現金に体を張れ』は「げんなまにからだをはれ」で、 フェリーニの『81/2』は「はっかにぶんのいち」と読むと最近知った。 じゃぁ、この映画は…。 [review] | [投票(5)] |