★3 | ユルい演出とユルいピアノが逆に「少年法」という重いテーマをよりいっそう重く感じさせることに効果を上げている。もう少し映画的な決着が欲しい。 [review] (TOMIMORI) | [投票(4)] |
★3 | ストーリーの構築能力は良くとも、セリフが生硬に過ぎる脚本が不協和音を奏でている。それをカバーするのが矢野顕子のピアノや川上皓市のカメラの素晴らしさであるわけだが、いかんせん各俳優の演技力の差がはっきりと顔を出してしまっている。 [review] (水那岐) | [投票(4)] |
★3 | テーマを社会問題としてより心情として捕らえようとしているのだろうが、心象風景としての「風」の描写が既視的で登場人物の心を語るには及ばない。抑制の効いた演出手法には共感するも、時おり混じる陳腐なセリフにも興醒。期待を秘めた作家の誕生ではある。 (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★3 | 少年犯罪をテーマにしても現実の事件の方が先行していて、後を追ってる印象を受けてしまう。エリカは雰囲気だけで、イラつくくらい演技をしない。小池徹平に殺人犯役は、もちろん荷が重い。監督もそれは分かっていて、極力、演技やセリフを排している。正解。浅野忠信、池脇千鶴は良いし、母親役に宮下順子、烏丸せつこを配する渋さは好き。['06.5.24DVD] (直人) | [投票(3)] |
★3 | 抑えたと言えば聞こえは良いが、ゆるさが先にたつ本作はそれなりに心地よい。芝居をしているんだかしていないんだか良く判らない浅野忠信の雰囲気にかなり助けられた感のある演出もまたそれなりに心地よいのだ。不思議な作品であろう。 (sawa:38) | [投票(2)] |
★3 | 構成的には『イン・ザ・ベッドルーム』っぽい感じだが、この作品は少年保護法の矛盾点を衝いている点で違いがある。 [review] (わっこ) | [投票(1)] |
★3 | 確かに少年法が「誰のための法律なのか」と疑問が生じるのは自然なことでしょう。この作品のような理不尽な被害者になった場合なおさらその思いはつのり、過激な感情に陥るのは仕方がないかもしれない・・・ (RED DANCER) | [投票] |
★3 | どの面から見てもイマイチ破壊力のない作品。 [review] (づん) | [投票] |
★2 | 今風なテーマを持ってきながらも、演出や脚本は紋切り型で古くさい。特に池脇千鶴の役柄の置き方や転がし方は、観ている側が赤面してしまうぐらいわざとらしい。 (グラント・リー・バッファロー) | [投票] |
★4 | 少年犯罪の抱える問題をえぐり出す野心作。今問題とされる現法律が加害者の更正だけのために存在していることの矛盾を指摘。被害者は少年犯罪の場合、加害者の名前さえ知らされない。もちろん、動機も伝えられることはない。
[review] (セント) | [投票] |