★4 | 前半部は実に小気味好い話の運びで、あらためて黒澤の実力に惚れ惚れする。プロット展開の主軸が三船敏郎から志村喬に移るあたりから、黒澤らしい小恥ずかしい台詞や絶叫演技が目に付いてきて興醒めとなるが、それでもこの映画は魅力的な細部に溢れている。 [review] (ゑぎ) | [投票(7)] |
★4 | 松竹の黒澤、メルヘン現代劇を撮る。 [review] (ぱーこ) | [投票(3)] |
★3 | 桂木洋子登場以前は第一級の黒澤コメディ。それ以降も笑える細部がちりばめられてはいるが、このような状況を設定しておきながらコメディを貫かないというのは演出家の勘を疑わざるをえない。しかし、やはり超然として無垢な三船敏郎に爆笑&感動する。「青江さん!」「違います。サンタクロースです!」て。 [review] (3819695) | [投票(3)] |
★2 | 志村演じる弁護士は誠実に描かれているが、作品が取り上げた問題に対して全く責任を持って描こうとしていないような不誠実さ満載。 [review] (煽尼采) | [投票(3)] |
★5 | なんだよ、お星様しか出てこないじゃないかこの映画! [review] (づん) | [投票(3)] |
★3 | なんとまあ青臭い。志村喬が演じる弁護士の造形があまりにステレオタイプで、その点が興を削ぐ。 [review] (緑雨) | [投票(3)] |
★3 | クロサワの露文フェチの極み。王冠つけた桂木洋子の可愛さは映画史上屈指。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |
★2 | 画家と声楽家を原告に置くことによりことさら芸術家=純粋が強調され、弁護士(志村喬)と原告(三船敏朗)や被告(小沢栄太郎)、さらに弁護士と娘の関係に生身の人間臭さが感じられないため、この作品のヒューマニズムは浮ついて見える。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★5 | 実際の都知事選スキャンダルを描いた「宴のあと(三島由紀夫著)」を巡る日本初プライバシー裁判に先立つこと10年。黒澤監督はプライバシーをこう考えていた。本作ではプライバシー権そのものよりもこの問題の根底にある弱い人間性を描いています。 [review] (スパルタのキツネ) | [投票(2)] |
★3 | 志村喬は弁護士の風上にもおけぬ卑劣漢であった。その彼がまっとうな仕事への就業者として立ち直るには、あれほどの犠牲が必要だったのか。悪と知りつつ行動した志村の罪は、いかにヒューマニスト黒澤といえど弁護には苦しいところだったのではあるまいか。 [review] (水那岐) | [投票(2)] |
★3 | 純真無垢な桂木洋子の存在がなんとも気恥ずかしく、だが彼女のような存在を勇気をもって描く黒澤明の幼稚なロマンのおかげでオレは救われた。 (ペンクロフ) | [投票(2)] |
★5 | バイクの騒音という世間体に対する監督の一撃!さらに大手とそれを喰い物に加工する言論の自由履き違え勘違い似非ジャーナリズムと、その狭間で翻弄される人々を赤裸々に描き切った会心作!!黒沢=青江=画家という構図から読み取れるように監督の意欲が感じられ永遠に新鮮さを失わない画材を用いた隠れた名作。 (ジャイアント白田) | [投票(2)] |
★5 | これを見ると「日本の社会はこの半世紀以上の間、あんまり変わっていないなあ」としみじみと感じてしまう。「尊敬のない人気なんかいらないわ」−この台詞を、人気稼業にたずさわる人、そして人気を構成する人、すべてが肝に銘じるべきである。 [review] (シーチキン) | [投票(1)] |
★3 | 原発、醜聞、性病、末期癌。戦後日本人が、50年、60年を経ても、恐らく克服出来ないであろう(そして事実、克服できなかった)問題だけを敢えて選択し、そこに一抹の希望を見出そうと云うポリシー。それこそが黒澤の人気の秘訣なのだろう。納得させられた。 [review] (町田) | [投票(1)] |
★3 | 裏『生きる』渡辺とも言える蛭田の役所はそれなりに魅力的も、蛭田の葛藤にドラマがシフトしていくまでが散漫に思えた。マスコミを揶揄しながら、三船にワイドショー会見でタレント演じさせたラストも疑問だし、ミクロなテーマをマクロな批判に昇華出来ていない。 (kiona) | [投票(1)] |
★3 | 争点のすり換えでは? [review] (マグダラの阿闍世王) | [投票(1)] |
★4 | 『生きる』への踏み台。[Video] [review] (Yasu) | [投票(1)] |
★4 | 左ト全のヨッパライが好き。♪蛍の光の曲を聴くたび、あの笑顔を思い出してしまう。 (ゴメズ) | [投票(1)] |
★3 | 娘さん、キレイだ。72/100 (たろ) | [投票] |
★3 | 志村喬と三船敏郎の食い合いでは、本作は明らかに志村喬に軍配があがります。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★4 | 人物を咀嚼しフィルム内の人物と同一化してしまう。これが役者にとってのベストな仕事だろう。だが、脚本に書かれた文字にさらに「何か」を付加させて奥行きを表現してしまう役者もいる。本作の志村喬はまたしてもソレを魅せてくれる。 [review] (sawa:38) | [投票] |
★4 | あまりにも泥臭い世界観とあまりにも青臭い語り口。そのアンバランスさを受け入れられるかどうかが評価の分かれ目か。 [review] (れーじ) | [投票] |
★3 | スクープ写真を見た雑誌社のデスクが「カメラはやっぱりライカ」みたいなことを言うのが当時のライカ信仰を垣間見せる。結構な距離からの隠し撮りだから相当トリミングしたと思うんだが。 (犬) | [投票] |
★3 | あの程度の記事で目くじら立てることはないだろうというのが正直な感想。
[review] (TOMIMORI) | [投票] |
★3 | 最初の展開は先を期待させるものだったが、途中から話が少し変わってしまった。裁判の運びもちょっとおかしい。関係ないが、50年前のホステス、男の時代劇口調に衝撃が走った。 (ビビビ) | [投票] |
★3 | 主役は誰?と云いたくなるほどに志村喬に全員喰われています。 (RED DANCER) | [投票] |
★2 | エネルギーが発散の場を与えられないで身もだえしているような青臭い作品。感情の持って行き場がなく、見ていて肩が凝ってくる。 (ジェリー) | [投票] |
★4 | このテーマ、何と早くに取り上げているのだろう。そして、珍しくファンタジーっぽい甘さがある。 (タモリ) | [投票] |
★3 | 黒澤さんにしては脚本の弱さが目に付く (ガラマサどん) | [投票] |
★4 | 他の黒澤作品と比較すると少し見劣りするのは已むを得ないが,エピキュリアンさんも言っているが,はっきりと主張する登場人物達は活き活きとしていて,今の映画にない在り方を示してくれている。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★4 | いつの間にやら主役の二人を食ってしまう志村喬の怪演ぶりが観もの。娘役の桂木洋子が可憐。 (熱田海之) | [投票] |
★5 | 相手方の弁護士は本物だそうですよ。志村喬の役に哀愁が漂いますね。 (chokobo) | [投票] |
★4 | 悪だろうが、正義だろうが、「社会」を感じさせる人物群が、すごいリアル。存在感のある役者や顔をした人物が、たくさんいたのかな。世の中って簡単には動かないもんなあ、と思わせる 脇役たちの存在感が、物語をすごく深いものにしている気がする。 (エピキュリアン) | [投票] |
★5 | 人間の弱い部分や、葛藤や正義や、利益のための犠牲や、いろいろ参考になりました。 (桜子) | [投票] |
★4 | まるでビリー・ワイルダーかフランク・キャプラが『酔どれ天使』をリメイクしたのかと思った。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票] |