★4 | 金子が長考する不思議な間が受け手を彼の内面から引き剝がしてしまう。後世の類型からずれる、苦悩する金子の造形は把握しがたい。曖昧な人間像はだからこそ西村と飲んで白木マリと寝て浜村純を襲う夜の工程をこなし、精力が狭い直江津の地誌と化す。 [review] (disjunctive) | [投票(1)] |
★3 | 小粒ながら見所の多いサスペンスだ。まず冒頭タイトルバックの汽車とトンネルの扱いで既に傑作を予感させる。クレジット後、歩く男の足から始まるというのも常套ながらいい出だしだ。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★3 | ミステリにありがちなダラダラとしている部分がなく、ストレートでわかりやすく、かつ面白い・・・・んだけど、できればもう少し興奮したい。 (あちこ) | [投票] |
★4 | 清張の傑作短編に勝るとも劣らない見事な心理サスペンス。
グダグダ引っ張らずスパっと1時間に収めたことも評価できる。
(TOMIMORI) | [投票] |
★3 | 短い中で情念がギュッと濃縮していて観応えがあるが、西村 晃といい(出てないが佐藤 慶といい)、こういう力ない役より圧倒的なワルモノの方が面白い。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★5 | 主演2人の憎たらしいほどの巧さ、モノクロ映像のスタイリッシュさ、二転三転する展開のスリリングさ・・・65分という短い尺の中に、映画の面白さがぎっしり詰まっている。 (太陽と戦慄) | [投票] |