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[コメント] 日本の夜と霧(1960/日)
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★5個人の意志で体制と対峙することは比較的たやすいが、体制を変革するには集団としての運動が必要となる。ひとたび個人が集合体の一部と化した瞬間から、その集団が新たな体制となる矛盾。空虚なアジ演説の前に呆然と立ち尽くす若者達。やり場のない虚しさよ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(6)]
★5大島作品には「参加すること」が求められているのである。当事者意識無しに画面を眺めるだけではアラ以外の何者も見えてこないのである。これ程までに力強く論理的で、しかもミステリ的興奮に満ち溢れた作品は後にも先にも無いのでは。 [review] (町田)[投票(6)]
★5激しい怒りの映画。荒削りな長回し撮影と役者の生々しい演技は圧巻。なんつったって佐藤慶が台詞トチったあと「しまった!」って顔してるんだもの!! (太陽と戦慄)[投票(6)]
★4自由と民主主義を謳いながら、結局内部告発と吊るし上げに終始するこの論争映画は不毛であり、大島渚がアブノーマル・ラブの作家に傾斜していったのも歓迎すべきだったのかもしれない。だがそう断言するには、この作品は後のものにない荒々しいエネルギーと魅力に満ちている。 (水那岐)[投票(4)]
★3わけわからん。とりあえず体を鍛えておくとしよう。 (黒魔羅)[投票(3)]
★4映画の内容はともかく、台詞噛み噛みのまま撮影し続けたことや、シークエンスショット、アンゲロプロス的な時間軸推移の手法、そして語られる内容そのものがポスト1980年代ジェネレーションのわれわれにとっては刺激的で斬新。 (ハミルトン)[投票(3)]
★2セリフ棒読みそして噛み噛みでカンペでもあるのか目線も泳いでる、この出来で公開したことが驚き。熱意が空回りしてる気がする。 (マッツァ)[投票(2)]
★5大島渚の映画って、その時代とともに体験しないと威力半減しますね。個人的にはスゲーなあと思います。 [review] (chokobo)[投票(2)]
★4いまの頭のないバカ者らと,この頭で逆立ちしている若者らと,どちらにしても上手くいかないものだなあ。当時の若者が何を考えていたかを知るにはいい映画だ。 (死ぬまでシネマ)[投票(2)]
★4反体制闘争を描くに製作も制約を逆手に取った体制打破気分を横溢させるいう前代未聞の戦略。大島の空気を読む山師才能が全開。2世代の闘争の総括が呈示されたとも思えぬが吉沢京夫の空疎なアジテーションは或る意味50年後を予見していたかもだ。 (けにろん)[投票(2)]
★3当時、商業映画としてこのテーマは斬新だったろう。上位者の下位者に対する圧力と侮蔑、そこから生まれる集団的ハラスメント、方針の求心性と遠心性、構成員の日和見化と先鋭化・・・様々な組織内心理が精密に刻まれた稀有な作品。制作陣の心熱が伝わり、今なお脈打つ。 (ジェリー)[投票(1)]
★3撮った当時は意味があったし、今でもこの表現が意味ある当事者はいるけど、当時のどん詰まり感がそのまま持ち越されてるんで時間の経過はなんだったのだと思う。 [review] (t3b)[投票(1)]
★3制作中止される前に撮りきったろの精神ゆえ、役者のカミカミも許容する事で妙な緊張感が出てる妙。ディベートだけに焦点合わせてやれば、『十二人の怒れる男』みたいになれたかも? 72/100 [review] (たろ)[投票(1)]
★3マジメなんだかバカなんだか。大総括合戦には博物館的興味をそそられる。珍妙な長回しといい、面白い映画であるのは確か。語彙豊富で流麗ながらも何一つ耳に入ってこない吉沢京夫の形式演説っぷり、芥川比呂志演じるヘタレ教授の造形も絶品。 (緑雨)[投票(1)]
★3ライブ感覚を重要視した結果、とんでもなく早撮りしたのは分かります。だけどもっとゆっくり作るべきだったとも思います。 [review] (甘崎庵)[投票(1)]
★2彼等が求めて止まなかった「自由・真の独立・民主主義」。社会主義革命を目指した彼等が自滅してくれたおかげで、日本はその後豊かな自由を得た。ただ、「独立」だけは出来なかったようだ。映画としては未熟過ぎるの一語。 (sawa:38)[投票(1)]
★2難しい言葉使い過ぎのセリフとちり過ぎ。タイトルも意味不明、というより誤用。こんなんで金とるの? (舞台劇としては悪くないけど) [review] (G31)[投票(1)]
★5傑作。熱い時代もギャグにみえてしまう(笑) わか〜ものおよお身体をきたえておけええ〜♪ (itv)[投票(1)]
★2意図は分かるが映画としては退屈。4日で公開を打ち切られたのもわかるぞ! [review] (ペペロンチーノ)[投票(1)]
★3ただならぬ緊張感が醸成されていて良し、と評する方も多いが、私は粗製品を見せられている気がする。科白をトチって「やべぇ」という顔をする俳優は見たくないし、移動撮影でガタガタするのも好きじゃない。 [review] (ゑぎ)[投票]
★5このような論争劇で一編創るリアリティを持ち得た作品は、日本映画空前、おそらく絶後だろう。今でも論争の映画を撮り続けるゴダールだって、影響を受けたはずだ。 (寒山拾得)[投票]
★3理論闘争と若者のエネルギッシュがパネェ。無気力・無関心・無行動な現代若者の心にこそ深く胸に突き刺さる。演説はガンダムのギレン・ザビ並み(以下ネタへ)。 [review] (氷野晴郎)[投票]
★1内容の過激さ云々って問題じゃなく、公開4日で打ち切りになったのも納得な位、詰まらない。長廻しの多用は興味深いが、時間軸が10年前と現在を行き来するのは別に面白くないし、ラストに向かうに連れて朗読劇かと思うくらいセリフばっかりになって、映像である意味が無い。そのセリフも、中学生の屁理屈みたい。['07.3.20DVD] [review] (直人)[投票]
★3素人が作ったような映画だと思いましたが、新鮮で意気込みは通じる。しかし、青臭い匂いが全編たっぷり。演技以前の演出方法については疑問。 (セント)[投票]
★4世にも珍しいディベートムービー。大島監督が朝生に出演する理由がよくわかった。 (すやすや)[投票]
★2日本の「赤」はどうしてこんなに濁ってるのだろう。ゴダールの『中国女』の鮮烈さを見よ。 (_)[投票]