★3 | ツイードのジャケットの肩に桜の花びら一片。春から始まり翌年の春までが、メインの時間軸だ。タイトルで推測できる通り、本作も重要な場面で桜の描写がある。散る花びらも、花を咲かせた大樹の俯瞰も。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |
★4 | 感覚的にザ・昭和、、、いやむしろ平成初期頃のような底辺から沸き起こる熱量。横浜流星、そして窪田正孝のボクシングスキル・好対照な人物像がちょっとした所作で明確に表現されてる素晴らしさ。その周りを囲む、淡く消えかけ寸前な中高年連中の奮起。「老い〜若き」への正攻法なバトンタッチはそれ故に個人的には刺さった。一つ言えるのはどちら(の世代にも)の希望を見出だせたという大団円は今だからこそ必要なんだと思う。 (クワドラAS) | [投票(1)] |
★4 | 折角いい役者を揃えているのに、肝心の脚本が杜撰。特に佳菜子絡みのエピソードがどれも唐突に感じた。尺の都合で原作を端折ったのだろうが雑すぎる。窪田正孝と横浜流星のボクシングの試合・練習シーンは概ねよい。ボクシング指導・監修の松浦慎一郎氏の賜物だろう。ラストの長すぎるスローモーションはいただけないが。 [review] (IN4MATION) | [投票] |
★3 | キャスティングの妙と各々の力演は味わい深いのだが、話の支点が分散してどっちつかずの印象を免れない。流星の致命傷はなくてよかった。文字通り「春に散る」為の話として佐藤の心の揺らぎこそなのだ。ファイトシーンも迎合的だし肉打つ感に欠ける。 (けにろん) | [投票] |
★5 | クライマックスのタイトルマッチの壮絶なリアルさは映画史に刻むべきレベル。横浜流星と窪田正孝の究極まで鍛え上げられたスキルと本気さに観ていて胸が熱くなる。 [review] (緑雨) | [投票] |
★4 | 試合、練習、そしてそれ以外の冒頭も含めたボクシングシーンの迫力は相当なもので、それだけでも十分満足できるし、納得と説得力がある。物語は添え物のようなもので、橋本環奈なんかはいなくてもよさそうだが、文字通り、華を添えている。 (シーチキン) | [投票] |