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[コメント] 男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995/日)
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★4凡そこのようなエンディングを持ち得た映画というのは「寅さんシリーズとしては」などという枕詞と関係なく、映画として最も幸福だと思うのだ。阪神淡路大震災という未曾有の災厄を背景にしたということは勿論あるのだが、ラストの長田区の俯瞰ショットの力強さは「あざとい」と云われようがとにかく映画の、映画でしかできない演出だ。 [review] (ゑぎ)[投票(7)]
★5立っていることはおろか、座ることさえおぼつかない渥美清を見て、山田洋次は二つの思いを作品の軸として準備したに違いない。一つは寅次郎の永遠の休息のためにリリーを。もう一つは渥美の再起を祈り復興せんとする神戸を。 [review] (ぽんしゅう)[投票(6)]
★4それではこのへんでお開き! [review] (TOMIMORI)[投票(4)]
★4カットを細かく割っていられない現場の焦燥が期せずしてホラー映画の画面を構成する。冒頭の美作滝尾の駅舎の窓口に顔を出す寅。奄美で満男と遭遇するそれ。どちらもワンカットで彼は現れギョッとさせる。もはや亡霊であり、それが廃墟を彷徨うのである。 [review] (disjunctive)[投票(3)]
★4神戸の件は記録師山田洋次の面目躍如。日本映画が日本だけ撮っていればよかった時代の終焉の象徴。 [review] (寒山拾得)[投票(3)]
★4「あたしがたずねて行った時、あんたは小学生だったのよ」 [review] (ぱーこ)[投票(2)]
★5渥美清が亡くなって本当に寂しい。笑いと哀しさを併せ持つ彼が演じる役柄の集大成である寅さんのはにかんだ笑顔は、これで終わった。 [review] (kinop)[投票(2)]
★3浅丘ルリ子はさすがの存在感!40作目あたりからダルダルだったシリーズを一気に引き締めた。結果的に最終作になったのも、そう考えれば幸運。追記アリ→ [review] (直人)[投票(2)]
★3根無草の寅の終焉に何らかの帳尻をつけようとしたのが間違っており、動けぬ渥美にリリー介添えで年寄の馴れ合い的辛気臭さが蔓延した。寧ろピチピチの若きマドンナで明るく陽気に何の予兆もなくプッツリ終わってほしかった。みんな歳喰ったてことですな。 (けにろん)[投票(2)]
★4口数少なくやつれて動かない渥美清が逆説的に被写体としての凄みを身に纏い、南国奄美の風と海と陽光の生命力が年老いた出演陣と力強いコントラストを生む。夜間シーンにおける照明も艶やか。様々な偶然がみな良い方向に作用していて、映画の神様の存在を信じたくなる一本。 (赤い戦車)[投票(1)]
★5甥っ子の寅に向かって愛情がこもったおいちゃんの「バカだねぇ〜」も、寅さんがタコ社長に向かって言う愛ある「相変わらず、バカか?」が、聞けなくなった……(涙)。 そして、立つのも座るのも辛そうな渥美清が、カチンコとともに、寅さんになって躍動する。鬼気迫る役者魂を見た。 (香月林)[投票(1)]
★3映画のメッセージとかテーマとかとは関係なしに、人間てのは、歳をとるんだな、ということが身に沁みる作品。 [review] (G31)[投票(1)]
★5恋、受験、家族、就職、結婚、転職、失業、起業、父親として・・・。私自身の人生の節目節目で寅さんに何度励まされたことか・・・。 (これで最後)[投票(1)]
★3内容よりも渥美清氏の不調が垣間見えなんだか落ち着かない。渥美氏は病気を押しての出演だったと聞く。動くだけでも辛かったのだろう寅さんの笑顔が少ない。身内の病気を見るようで切ない。出演者陣の「老い」も実感する。円熟味が増したと言えなくもないが、わたし的には哀愁漂うシリーズ最終作品だった。 (のの’)[投票(1)]
★4無様な恋をしていますか? [review] (hideaki)[投票(1)]
★5やっぱり結局最後はリリーだったんだなーって安心したのに...。でもこれこそ愛すべき寅さんなんだな。時に熱く、時にクール、粋でいなせな超大バカ野郎なのだ! あ〜、リリーさんって南国似合ってるな〜。 (ガッツ大魔王)[投票(1)]
★5シリーズ最終作。遂に全48作品を観たぞー!ご祝儀で☆ひとつおまけしておく。 [review] (RED DANCER)[投票(1)]
★4大いなる大団円!とはいかなかった。 [review] (takud-osaka)[投票(1)]
★3世界最長のシリーズ。それを走り抜いた渥美清に最大のエールを送ろう。 [review] (甘崎庵)[投票(1)]
★3☆松っ松っ松っ!!! 48作目:渥美清さんの遺作となってしまいました。リリー&泉ちゃん再々登場です。いったい、この結末やいかにっ!!?? [review] (fufu)[投票(1)]
★5たったいま、四週目+αの全48作を見終えた。 自分の中で世界一の役者が渥美清さん。彼を超える役者はもう現れないと断言する。また、このシリーズがなければ、機微を理解できるおっさんになれなかった。ありがとう。あとは嫁さん探しだけ。2007.10 DVD [review] (チー)[投票]
★4長いシリーズだが、時事ネタの扱いや、リリーとのやりとりを見ていると、このシリーズは言われているほどワンパターンではないことを示している。 [review] (シーチキン)[投票]
★3煮え切らない男。女は言葉を待っている。男はつらいよ。 [review] (マグダラの阿闍世王)[投票]