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[コメント] 真田風雲録(1963/日)
- 投票数順 (1/1) -

★4戯画化された空間の中で展開するミュージカル時代劇(というかスプーフ時代劇)だが、マキノや沢島忠が作った幸福感に溢れるミュージカル時代劇とは全く異なり諦念でいっぱいになる。しかしそれは軽やかな諦念だ。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
★5戦国最期の物語はまるで夢のような暖かさと賑やかさ。ギャグはベタでもセットのチープさはシュール。今更ながら何でも有りが映画だしそれは時代劇も例外じゃない。開き直りながらもしっかりまとめる加藤泰の力量に感服。 (マッツァ)[投票(3)]
★5キラキラ輝く宝物のような、大事な大事な映画 [review] (mizoomi)[投票(3)]
★3時代考証を無視した天衣無縫なコミカルさから、開き直ってあからさまにしたチープさまで、その後の『仮面の忍者赤影』の正統的な先駆者。願わくば『真田十勇士』としての獅子奮迅を期待したかった所だが、学生運動とその挫折をオーバーラップさせただろう性格上、あの展開は必然だったのだろうことは惜しまれる。 (水那岐)[投票(2)]
★4真田幸村を演じる千秋実が軽妙な持ち味を発揮していて楽しい。特にあの死に様は時代劇史上最も情けない死に方ではなかろうか。 (タモリ)[投票(2)]
★3是に従い敗軍に与するセンチが錦之助の朗々語りで総括されるあたりが肝だが、宇宙人からギターまでが混在するキッチュなオフビート感は須く寸止めだ。ド真面目な加藤泰では御し切れない題材。一方で美佐子絡みの哀感は切々たる情感を漲らせる。 (けにろん)[投票(1)]
★4「時代劇という遊び」の終わってしまう寂しさは今も胸を打つ。「経済成長という真面目」はまず遊びを滅ぼした。それで私達は幸せになったか。さ迷っているのは私達の方ではないのか。 ()[投票(1)]
★2何、コレ? なぜ高得点なのか不可思議。 (pinkblue)[投票(1)]
★4SFにミュージカルに忍術対決と、リアリズムから遥か距離を置いた様に見せかけて、気持ちを描く上ではしっかりとリアリズムなのだから恐れ入る。「ただなんとなく、アイツより格好良く生き(逝き)たい。」当時、豊臣方に加担した浪人たちの大半は実際こういう気分だったはずだし、それは安保運動に参加したものも同じ。シネスケも同じ。集団に属するものの隠さざる本音だ。 (町田)[投票(1)]
★4「せめてカッコよく死にてぇ」。どこにも居場所の無い連中が、威勢よく元気よく訴えるも、どこか悲しい叫び。 [review] (荒馬大介)[投票(1)]
★4テレパス錦之助と反テレパス佐藤慶の壮絶(?)なバトル! [review] (ジョー・チップ)[投票(1)]
★4花と散るのが大好きな日本人のエートスを見事に剔出、全共闘暴力路線も特攻隊も同類と見事に証明しており、オモロがるほどに虚しさが湧き上がる。周辺人物の造形が意外な方へ走って分厚いのが大いなる美点。 [review] (寒山拾得)[投票]
★4ジャズ大名』にも影響を与えたと思しき、実にファンキーな映画。こんな映画よく撮れたもんだ。特撮あり、ミュージカルありとご機嫌な展開の中にも加藤泰らしい厳格なローアングルが挿入され作品を引き締める。ピントを合わせた近景よりも、ぼかした遠景の方で何か重要なことが起こっていたりする。 (赤い戦車)[投票]
★3ミッキー・カーチスの登場する1曲目には何かワクワクさせるものがあった。 (G31)[投票]