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若尾好きさんのコメント: 投票数順

★3しとやかな獣(1962/日)妖艶な若尾文子を観たい人に真っ先に薦めたい。登場人物の内面を「階段の上り下り」といった象徴的なシーンで描いた川島雄三の演出にも降参。物質的な豊かさが精神的な荒廃を生んでいる「戦後」を川島は軽やかに笑い飛ばす。[投票(5)]
★5黒い十人の女(1961/日)「映画はストーリではない映像だ」という市川崑監督の雄たけびが聞こえてきそうです。しかし船越英二は一世一代のハマリ役だなぁ。白黒画面からぼんやりと浮かび上がる山本富士子の美しさにも絶句。[投票(5)]
★4我輩はカモである(1933/米)戦争なんてしちゃいけないよ、と切々と教え諭すヒューマンなチャップリンに比べ、自ら戦争の愚かしさを実践するマルクス兄弟は悪魔だ。この映画で笑っちゃうおれは、もちろんこの悪魔に「魂」売ってます。[投票(4)]
★4ドラえもん のび太の恐竜(1980/日)おれが『E.T.』で泣けなかったのは、リアルタイムで観たこの映画のせいだ。これこそ日本が世界に誇るアニメの至宝。藤子不二雄よ、永遠なれ![投票(4)]
★3新宿泥棒日記(1969/日)「新宿」という街が持つ猥雑さ、そのエネルギーを「理解」することはできても、「体感」することが出来なかった。「肉体」に迫ろうとしながらも、いつもそれに裏切られる「観念論者」大島渚の長所と短所を併せ持った映画。[投票(4)]
★4勝手にしやがれ(1959/仏)このギリギリの物語性が好きだ。このアナーキーな感覚が好きだ。そして、そよ風のようなジーン・セバーグが好きだ。[投票(4)]
★3天国と地獄(1963/日)犯人と刑事との2部構成は緊迫感があって、サスペンス映画としては成功している。うん、うん、いい感じだ。しかし!! 「あっ、く、くろさわっ! またかっ!」(グワッ←映画館の座席から思わず立ち上がる音) [review][投票(4)]
★2椿三十郎(1962/日)黒澤、頼むから物を考えないでくれ! 『用心棒』のあの流麗さと無骨さの共存は、まさに「映画」のものだった。しかし、こっちは三十郎が考える分だけ、「文学」に近い。言葉で勝負するな、映像で勝負せよ!  [review][投票(4)]
★2乱(1985/日)巨匠と呼ばれ出した頃から映画が面白くなくなった明ちゃん。アクション映画とらせりゃ一流だが、少しでもインテリぶるとこういう悲惨な結果になる。まずセットが単に大掛かりなだけであぁ。ついでにキャラ設定が浅くてあぁ。[投票(4)]
★5反撥(1965/英)どうか、フロイトというフィルターを通して観ないで下さい。壊れていくカトリーヌ・ドヌーブのスクリーンに回収されない「目」。その「目」に見つめらている内に、いつしか映画に観られている自分を発見する。まさに「反撥」。 [投票(4)]
★5現金に体を張れ(1956/米)キューブリックの最高傑作だと思う。最初からこんな完璧な映画を撮っちゃうと後が大変だ。大抵の監督は作品を撮るごとに急降下していく。でも、キューブリックは登ってもいかなったが下りもしなかった、だから凄い。(最後の作品を除いてね)。[投票(4)]
★5風の谷のナウシカ(1984/日)小坊の頃、中坊の兄貴と二人で観た。観終わった後、呆然として二人ともしばらく口がきけなかったのを覚えている。 [review][投票(4)]
★2ニクソン(1995/米)オリバー・ストーンって、えせジャーナリストにでも転職した方がいいんじゃない? なんだが、ウソだらけの分厚いスキャンダル本を読まされたような気分。ちなみに、そういう本は大抵ブックオフで100円。[投票(4)]
★4私は二歳(1962/日)ストーリー的には何の変哲も無い市民生活を撮ったに過ぎないのに、これが面白いのでびっくり! この頃の市川崑ってやっぱり凄い。 [review][投票(4)]
★3卍(1964/日)良くも悪くも文芸作であり、増村保造×若尾文子が「共犯」して作った映画としては平凡な部類に入る。「肉体」がテーマの映画なのに、若尾からは何故か「精神性」のみを感じてしまう。しかし、この映画の岸田今日子はピカ一だね。[投票(4)]
★2日本橋(1956/日)市川崑が、溝口健二になろうとして果たせなかった失敗作。「芸術祭参加作品」だったから、変に気負ったのかね?警察官役の船越英二を除いて、登場人物のキャラがどれも平板。中でも、若尾文子の輝きを活かせ切れなかった罪は重い。[投票(4)]
★4グッドフェローズ(1990/米)好きなんだよなぁ、こういうテンポの良いマフィア映画。『ゴッドファーザー』は一回観たらしばらくは観なくても良いけど、こういう映画は「いとしのレイラ」がかかるあのシーンなんかのためだけに2度、3度と繰り返し観てしまう。音楽センスとジョー・ペシの狂気に5点。[投票(4)]
★5青空娘(1957/日)ストーリー展開の速さと若尾文子の初々しさで「清涼感」をもたらす一本! 赤いスカートに白いブラウス、そしてポニーテール。そのどれもが、この映画の若尾文子の代名詞だ! [投票(4)]
★3積木の箱(1968/日)この映画の真の主役は松尾嘉代梓英子との掛け合いで迫真の演技をみせる。しかし、(割烹着着せて地味にしてみても)若尾文子と牛乳屋が釣り合ってないなぁ。意地で若尾なんだね、増村君は。だから好きよ。[投票(3)]
★5不信のとき(1968/日)"WHAT GAME SHALL WE PLAY TODAY" (by Chick Corea) [review][投票(3)]