★4 | オール・ザット・ジャズ(1979/米) | 周囲の人間を残酷に踏みつける姿が印象的。振付や演出、舞台設定、そしてダンスなど徹底した展開がとてもスリリングに仕上がっている。男の表の表情と内面の心にはユーモア感も窺えて微笑ましい。でも人間のずるさも感じられ、それが更に哀愁を掻き立てた。 | [投票] |
★5 | シルバラード(1985/米) | 颯爽と馬で駆け、銃が唸り、悪との対決・・・そんな正統派の西部劇。闘う男達の汗臭さが、ヒーローしていてかっこ良い。登場人物が殆んど濃い顔をしているので、ケビンは一層爽やかに見える。複雑に成り過ぎず、アッサリした感じなので、単純に楽しめた。 | [投票] |
★4 | 遥かな時代の階段を(1994/日) | 設定の取り組み、魅せる技術、音楽センスが一際眩しい映画。致命的なのは役者に魅力を感じない事。上手く映画のムードに流れきれず溺れている。風景も鮮やかで観賞には最適なのだが、街に魅力が感じられない。話は好きだけど、没頭とまではいかなかった。 | [投票] |
★5 | 夢みるように眠りたい(1986/日) | 見覚えがないのに懐かしい気持ち・・・具体的な記憶ではない為、奇妙にも感じるが、決して不快なものではないと思った。人の心に備わる感情は、誰に与えられる代物ではない!自分が信じ、自分が勝ち取る感情なのだから、多いに夢のような瞬間を堪能すべし。 | [投票] |
★4 | 冷たい月を抱く女(1993/米) | 金に対する異常な執着感に恐さを感じたけど、割り切ってしまえば、合理的で結構キレル想定に納得した。題材の狙い目に関心度は高い、でも人の神秘を追及するには考えのあさはかが目立ってしまった。設定技術の優れ技が、興味心を突く良い仕事をしている。 | [投票] |
★3 | ファースト・コンタクト(1996/米) | SF映画としては普通に面白い。でもタイトルイメージとは異なって、ファーストコンタクトの見せ場が少ないかも。神秘的な未知との遭遇を期待していた者にとっては、哀しい裏切りのように感じた。異性人たちには良いキャラクター性を感じる。 | [投票] |
★4 | ニル・バイ・マウス(1997/英) | 労働者階級について、監督がどの様に思っているのか、映画全体に溢れている感じがした。又、労働党と保守党の対立も、リアルに掲げられていて、非常に興味深い。アルコールとドラッグが生み出す人情劇も、脳裏に焼き付くような衝撃を覚えた。 | [投票] |
★5 | ロング・グッドバイ(1973/米) | 猫の為にキャットフードを買いに行くオープニング・・・何気ない始まりに只ならぬ哀愁が漂い、期待感が込上げてくる。何処から見てもカッコ悪い主人公、だけどそれをカッコ悪いとは言えない面白さがあった。人物の絡みから溢れる心情に魅力を感じていく。 | [投票] |
★3 | プライベート・ベンジャミン(1980/米) | 悲劇のヒロインに同情したものの、アイリーンの迫力ある押しの一手でブチ壊しの重たいコメディだった。本作は可愛いゴールディを見たいだけで見る人が多いのでは?やるからには人に認められたいけど、中身がない出世は自分が一番空しいものだね。 | [投票] |
★5 | はなればなれに(1964/仏) | やっぱりこの時代の流行最先端は、誰が何と言おうと、Pコートなのだ!アンナはキュートでお茶目でお洒落感覚が抜群。サミーもハンサムで爽やかでかっこ良いし、クロードも優しくて親しみが合って憎めない。何もかもが良くて、ムードに酔ってしまう映画。 | [投票] |
★5 | 夫たち、妻たち(1992/米) | 虚構と現実が織り交った刺激感に圧倒した。二夫婦の心意思溢れる尖った会話は得に聞き応え有り。時にはコミカル、時にはシニカルに描かれる展開は、現実夫婦の疑問を鋭い角度から問い掛けているようにも窺えた。大人には面白い作品だと思う。 | [投票] |
★4 | 大災難P.T.A.(1987/米) | スティーブ・マーチンって本当に良い役者だと思った。困った顔も、笑った顔も、素で通り抜けている。安定した演技の魅力が溢れるからこそ、思い掛けぬ展開に見せるリアクションが可笑しい。キャンディ、悪い奴じゃないんだけど熱いわ~どっか行って! | [投票] |
★3 | ブルーサンダー(1983/米) | 一分間に四千発発射可能?って文字通りの銃弾の雨を想定するに当り、これは凄い映画になりそうと胸が高鳴った。他にも自信満々な機能説明で期待させ、アレはないじゃない。確かに映像は迫力がある。でも肝心の設定がつまらない。発表だけなら展覧会でどうぞ。 | [投票] |
★2 | ルール(1998/米) | そんな事言われても、ホラーオタクじゃないから分らないよ・・・。スクリームに出ていたランディーに聞いてくれ! | [投票] |
★3 | 勝利への脱出(1980/米) | 脱出劇=サッカーって強引にも感じたけど、試合風景は様々な展開と、爽快な友情劇に触れられて気持ち良く観賞。スポーツでヒーローするスタローンも結構カッコ良かった。ムカツク奴等の手のひらで踊らされたとは言え、やっぱりスポーツを愛する奴は違うね~。 | [投票] |
★5 | 霧につつまれたハリネズミ(1975/露) | ハリネズミの気持ちになって、霧の中の心細さを味合えました。人間でも、全体が霧に包まれてしまえば、周囲に不安を感じる。そんな中、自分より大きいゴジラや恐竜が現れたら・・・ア~恐いわ~。温かい紅茶のような優しい作品でした。 | [投票] |
★4 | フレンジー(1972/米) | 有りがちのサスペンスも、式に答えを単純に出すのと違い、筋を通すと興味をそそられ面白くなる。ジワジワと相手を追い込むような過程を暴いていくのが楽しい。全体を通して苦い感じがする・・・マルガリータが漂わせる香りも一つの魅了キーワードと思った。 | [投票] |
★4 | 処女の泉(1960/スウェーデン) | 神を信じ神に背きそして神に祈る・・・結局、感情のまま自分の判断で動いている様にも見えるけど、人間の哀れな部分を鋭く描く痛い作品でした。神に毎日祈る事は心に神が存在するという事なの?心情は詳しく分らないけど、やっぱり切なく淡い気がしました。 | [投票] |
★5 | 翼よ!あれが巴里の灯だ(1957/米) | 人や運に恵まれるリンドバーグの人柄が大好きです。夢に向かい努力を惜しまない姿、どんな時も自分に負けない勇気、希望を胸に抱く人の強さに憧れました。大空から眺める地上は何もかもが小さく見えるから、大らかになった気がしてとても気持ちが良い。 | [投票] |
★5 | ブレインデッド(1992/ニュージーランド) | 愛情と言うより、所有物感覚でちょっと寂しい人と思った。裏切り、絶望、困惑、誰でも逃げたい時があるに対し、開き直った欲望と果てしない驕りの恐怖を感じる。あの父親の血を受け継ぐ者として、いつ責められるのかを考えると、緊張して更に恐くなった。 | [投票] |