コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 嵐の勇者たち(1969/日)

裕次郎が小百合を盾にして渡一家と合流するところ。小百合の小顔とあの顔厚が対比され遠近感が狂うあまり、「デケエ面してんな」とメタ突っ込みが入る。
disjunctive

そこは、オールキャストの乱戦が童貞性というタームで整理され感情の見通しが立ってくる分水嶺であるから、境界の際どさがパースペクティヴを乱さずにはいられない。浜美枝とサユリは感情の交通整理係りだが、童貞を籠絡する素振りがよきフラストレーションになる。内田良平と浜の件は古典落語の若旦那のような浪漫で男たちを没入させたことだろう。最後はボスの小洒落た下ネタで新春気分がさく裂だ。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。