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[コメント] マイ・ビッグ・ファット・ウェディング(2002/米=カナダ)

「ギリシャってヨーロッパ圏?西アジア圏?」との問いには、「ギリシャはギリシャです」と答えましょう。或いは、全ての言語はギリシャより発する。しかしギリシャ語はどこの国でも通じない。そんな映画。
スパルタのキツネ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ちなみにギリシャ語の「こんにちは」は「カルメ〜ラ!」(これもギリシャでしか通じない)

ギリシャのアテネはマラソンの発祥の地。2年前にアテネマラソンに走ってきた私としては、その頃の思い出と重なり、最高に愉快な映画でした。

そのアテネでは、生まれて初めてタクシーのボッタクリにあったのですが(機械音痴の運ちゃんが運転中、私の目の前で一生懸命メータを操作してるので、まさか、こうも堂々とぼったくらないだろうと思ってたら、結局メーターの操作を諦めて、えーいと口頭で云千ドラクマを請求してきた)、私がどう対処したかはさておき、ボッタクリもギリシャ的だなーと思ったものです(笑)。

そんな私は、本作の主人公一家のギリシャレストラン「ダンシング・ゾルバ」を興味津々で観ていたのですが、コーヒーはやはりアメリカンでしたね(笑)。どろどろしたグリークコーヒーは飲めたものではありません(ネタ的にはグリークコーヒーのほうがよかったとは思うけれど、これはこれでかのギリシア人がアメリカンを飲ませているというネタだったのかもしれない)。あと、2人のデートでギリシャ料理に行く?というフリがあったのに、行かなかったのは残念(確かイタ飯にいったはず。この選択もあとあと考えるとネタだったような気がする)。個人的には、隣国のイタリアとは好対照な(味も見た目も大雑把な)ギリシャ料理を見たかった。

要するにギリシャのいいとこ取り?の映画なわけですが、親父さんは、ギリシャ人の長所、短所(陽気、大雑把、頑固、短気)をうまく演じていてよかった。ガラスクリーナーも笑った。全体に笑いの間がいいですね。

(評価:★4)

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