[コメント] アーノルド・シュワルツェネッガーのSF超人ヘラクレス(1970/米)
深夜放送で流れていて釘付けに!何と言うチープな作り!素晴らしきB級感!。シュワルツネッガーのハリウッドに染まってない”頭は弱いけど気さくで力持ち”な感じが新鮮だった。ギリシア神話の舞台も安い割に考えていたり。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ちゃんとゼウスやジュノーやマーキュリーやネメシスやエロスとかイメージピッタリにキャスティングしてたり無意味に頑張ってるのが微笑ましい。神話の世界もセットを組まずにどっかの庭園と思しきロケーションなのも潔い。地獄の風景が暗さを利用したりヘラクレスが悪人を追い掛けるのに観光用の馬車を乗り回したりの演出も上手だった。友情を描いたり、それなりに方向性は見えつつもジュノーの企みがいまいち見えづらいのと(ヘラクレスの為を思ったのか?自身の陰謀があったのか?)、ラストでヘラクレスが地上で好意を持った女性を放置して終わるのが衝撃的であった。ラスト間際の力を失ったヘラクレスの援軍に数名の神が倉庫に送られ大騒ぎのシーンはコントの様で笑うしかない。しかし作品のチープさの裏に製作サイドの素直さや古き良き時代の良さを感じられたのでSweetな★3つ。それにしてもシュワルツネッガーの大根ぶりはすさまじく(吹き替えられる始末)、よく挫折せずにこの後も役者を続けたなぁと感心。
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