[コメント] 乙女の祈り(1994/英=独=ニュージーランド)
佳作だが、生理的にきつい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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殺人への根本心理は目新しいものではないと思った。その意味でこの物語は、未成年の少女2人による母親の殺害という特異性と、少女達2人がそこへ向かうその経緯にこそ肝があると考えるが、ピーター・ジャクソン監督が得意分野であるCG処理をごく自然にからませつつ、そのあたりの乙女心を繊細かつ大胆に描き切った手腕には感心した。冒頭の血まみれで走る2人の姿も効いている。
ただ、本作が佳作であることは認めつつも、私には基本妄想であるがゆえに肥大していく凶悪な世界観や精巧な粘土細工というモノ自体が生理的にきつかったことも素直に記しておきたいと思う。
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