コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 素敵な歌と舟はゆく(1999/スイス=仏=伊)

群像劇という物語の形式は面白いと思う。
太陽と戦慄

1人の登場人物が話を引っ張っていくのではなく、主役が次々入れ替わって、それぞれのエピソードが並行して語られていく。俯瞰の視点とでも言うのか、小さな事件も大きな事件も同じテンション、同じテンポで語られていくので、不思議な感覚が生まれる。

全体を貫くドラマ性がなく、退屈に感じられる部分もあるが、なんだかジワジワと面白さが伝わってくるのだ。そういう点では、ロバート・アルトマンの作品と通じるものを感じた。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)Santa Monica

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。