[コメント] 風の絨毯(2002/イラン=日)
偶然書店で目に留まったんで読んで見たら面白かった「私、映画のために1億5千万円集めました。」で、当然「風の絨毯」も見ないわけにはいかなくなってしまった。この映画のスポンサーになられた方々に一番言いたい事は「スポンサーになってよかったですよ!映画は上映が終ったらそれで終りじゃないです、その後もみんなの目に触れる機会が何度も訪れますから!」と言いたい。
『アメリ』なんかで見られる色使いは見ていて綺麗なんだけれど人工で着色している言わば合成着色料みたいな色なのだけれど(それでも見ていてキレイだと感じるのだが) この「風の絨毯」に見られる色は自然のカラフルな色でキレイ。
ただ益田さんの本の中でアフマジュー少年は美結ちゃんが撮影が終りイランを去る事になった時に「もう会えない」と思い泣き出したらしい。美結ちゃんに恋心を抱いたみたいという事が書いてあったんだけれど、どーしてそういうシーンを映画の中で描かなかったのか?
「日本に帰るけれど大人になったらきっと私がペルシャ絨毯の買い付けに来るから」 そんな感じのセリフを美結ちゃんに言わせて欲しかったなぁ。そうすりゃ俺は泣いていたと思う。
演技としてそれができなかったのなら隠し撮りして後で編集して繋げたらよかったのに。
日本とイランの交流は現在だけでなく子供達の世代へそして孫達の世代と続いていくものなのだからどうしてもそういった演出をしてほしかった。
まぁだけどそこは監督の国民性が出てあーなってしまったのか脚本家が(益田さんの本を読むとあんまり脚本家は関係ないみたいだけど(笑))悪いのか・・・
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