コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 実録 私設銀座警察(1973/日)

安藤昇がメチャクチャ渋い!これぞ男の中の男!お手本!だが、安藤以外の連中は何だ!下衆野郎ばかりじゃねーか!不良番長辰ちゃんも安藤の前ではただのお調子者。
マッツァ

仁侠映画を僅かながら観るようになって、これをつくづく思い返すといかにこの映画が特異なものだったかが分かってくる。仁義なき戦い以上に仁義なき・・・とでも云おうか、何はどうあれ金、暴力、パイオツ。渡瀬恒彦など人間扱いすらされないどころか、あれじゃゾンビでしょ。ラスト梅宮辰夫らが繰り広げる狂宴などサイケデリックな様相すら呈する。射殺時の人形丸分かりと云い殺されて豚の餌にされる奴と云い、仁侠ものでやること全部やって、ないのは仁義だけというある意味極北に位置しているヤクザ映画。

見直したいような、見直したくないような複雑な気分だが、少なくともコレをはじめて見て仁侠ものに変な偏見を持ってしまってしばらく敬遠してたことを考えると初心者向けの映画でないことは確か。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。