[コメント] 秀子の車掌さん(1941/日)
なんてことない人々のなんてことない日常を、ユーモアも交えて活き活きと描く。大らかで楽しい映画。
バス会社の社長のセコさには笑った。演出と話の展開次第では本当に不快な印象を与えかねないキャラクターだが、笑いの方向に振っているおかげで、ホノボノした作品のムードは最後まで崩れない。
弱冠17歳の高峰秀子はさすがに初々しいが、やっぱり大人になってからの彼女のほうが綺麗だと思う。それよりも、藤原鶏太(釜足)の飄々とした存在感に痺れた。黒澤映画の時とは違う、力まない芝居もなかなか似合っていると感じた。
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