[コメント] ガールズ・ルール! 100%おんなのこ主義(1998/米=伊=カナダ)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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私立女子校を舞台に少女たちの青春ドタバタ感は楽しめるが、核は無い。舞台をわざわざ60年代にした設定も、当時の時代へのノスタルジーやサブカルチャーとの関わりは描いていず、戒律の厳しい60年代なら話が容易に転じさせられそう!という脚本になってしまっている。そんな浅いシナリオから工夫させられてるなぁと思える部分は、過食症の少女をきちんと登場させていて脳天気に終始していない点(強烈な台詞を演じるマタラーゾに言わせてます)と、学園合併理由が女子の将来を見切ってというシビアな理由。姉とは違う女優の方向へ進んでるリン・レッドグレイブ演じる校長はキャラクターがイマイチ不明瞭。脚本が〜変態クラブ〜の少年らをストーリー上、都合良く使い過ぎるのも減点。アートワークに関してはバルコニーの抗議のシーンがシュールで印象深し。これを観て、『17歳のカルテ』と比較して観るのも良いかも。キルスティンに関しては『チアーズ』、『わたしが美しくなった100の秘密』の方が魅力全開。
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