[コメント] ホワイト・オランダー(2002/米=独)
レニー・ゼルウィガーのオバチャンっぷりにビックリ。
リアリティを保つためか訥々とした内容と役者陣の演技合戦に「歪んだ母親と不完全な社会福祉環境下での少女の自立までの過程が説得力を持って描かれている」としか感想が出てこない、う〜む。母の人間性を否定しながらも、その才能を肯定する作りは上手いと思った。まあ、見え筋なのだが。しかし、社会的問題を扱った映画でテーマについて語るのほど馬鹿らしいことはないな・・・。
どうでもいい話ながら、家人が児童擁護施設で働いていた経験があるので、少しこの問題について現場レベル知見披露。この映画で描かれているのように親の生き方からの無意識下の操作を振り切って、自立を獲得できる子は、悲しいことにほとんどいないのが現実。そういった意味では、この作品では、その自立の獲得は、上でも書いたように非常に説得力があったと思う。こんな映画の見方をすべきでないのは分かってるんだが。
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