[コメント] 魔女の宅急便(1989/日)
「魔法」の意味についていろいろ考えて見よう。
ジジの子供に一匹の黒猫がいたけど、あの黒猫が「魔女の猫」を引き継ぐのかな?
だとすると・・・
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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なんて、いろんなことを想像するだけで、作品に「やられたー」って ことなんだろう。
最後キキに魔法が戻ったから、ジジも言葉をしゃべるようになるのか と思っていたが、しゃべらなかった。つまり、もう「魔女の猫」は 引退ということだろうか?
そういえば、魔法を失うのは、キキの「初恋?」の後のシーンでもあるんだ よね。ジジも彼女を作った後だし。 二人(って一人は猫だけど)がちょうど人生の新たな段階に入り込む ところで魔法が消えたということか。
それでキキにだけ魔法が戻る、このとき「魔法」には別の意味が帰せられている と思う。
これまでは「猫が話をする」というメルヒェンの世界だった。 これからは「猫が話しをしない」世界。別の世界が待ち構えているということか。 でも「魔法」は消えることがないのだ。
それでも最後、黒い子猫が登場する。あの子猫は結局しゃべることなく物語は 終わる。たぶんしゃべらせるべきか、しゃべらせるべきでないか迷ったから しゃべらせなかったのだろう、と思う。
アニメーションならではの良さを感じさせてくれた佳品でした。
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