[コメント] ストーリーテリング(2001/米)
突き放して、突き放す。個人的には、笑う作品ではなく、顔を引きつらせながら失笑してみたい作品だと考える。まぁ、トッド・ソロンズの独創性がここまで進化すると最早ひとつの「お笑い」ではあるんだけども…。この監督、やはり侮れないな。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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確かに、最終的にはフィクションとノンフィクションが交錯してパラレルに繋がっているかのような作品だった。この両方でキャストを同じにしてみても、違った楽しみができたのかもしれない。
世の中の不公平・不平等を表現する上で、スクリーンの内側と外側を全く違う世界として描いてある種の感動をもたらすという試みはさすがだった。フィクション編という前座がありながら、最終的にはフィクションとノンフィクションの境界線なんてあったもんじゃないというトッド・ソロンズ節。現代アメリカのあまり褒められない実態。そういった視点には毎度のことながら感心する。
でも肝心なのは最高に面白かったのかというと、そうではないということ。
「はぁ…ほぉほぉ……すげぇなぁ……はは〜ん…」
な作品です。
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