[コメント] シングルス(1992/米)
微妙な豪華キャスト。この作品のB・フォンダは異常に可愛い。そして俺はやっぱりキャメロン・クロウ監督好きなんだなぁ。
大学時代にビデオで観て、気に入ったのでバイトしてたビデオ屋から無断でダビングかましてきたまま再見していなかったので、8年振りに観てみる。
登場人物が多い分各々のエピソードが薄くなってしまっている感はある。例えば豊胸手術の結末のくだりなどは、唐突と言えば唐突だし、ペーリーなんて途中から殆ど出なくなっちゃうし。それでも、その分小ネタがちりばめられているせいか退屈しないで最後まで楽しみながら観ることは出来た。
キャメロン・クロウ監督の作品を観ると、「みんなそれぞれのすぐそこにある幸せ」について考えさせられる。人それぞれにドラマがあり、それぞれに幸せのカタチがある。当たり前のことなのだが、その辺を妙に説教臭くも大仰にもならずに、楽しめる作品として撮れるのがこの監督の素晴らしい所なんだろう。そしてその才能は4年後の『ザ・エージェント』で磨きがかかり、さらにその4年後の『あの頃ペニー・レインと』で世間に認められることとなった訳だが。
え?『バニラ・スカイ』?
いや・・・、あれは彼にとっては高収入のバイト気分だったと思うから、多分。法則からいって次は『あの頃〜』の4年後ということで'04年の作品に期待だね。
その頃もまだ俺が「シングルス」だったらどうしよう・・・。
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