[コメント] アンナ・マグダレーナ・バッハの日記(1968/独=伊)
飽きることなく見ていられる。実験映画ではなく、純粋な娯楽映画と思う。当時の志向性とは若干異なるかも知れないが。チェンバロを弾く後ろ姿から始まる。途中、ドリーで寄る。もうこゝからバッチリ決まった構図。
基本、一曲ワンカットで撮り、繋げられるが、楽譜や書簡の文面会話シーン、石のゴロゴロある海岸のカットなんかも挿入される。ナレーションは、すごい早口。フィクスのカットも多いが、案外、カメラはドリーの寄り引きをする。ズーミングではなく、物理的にカメラは動いている。勿論、音楽と被写体の動きも楽しいのだが、カメラの動きもスリリング。緊張を持続する。
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