一番の理由は菅原文太が、とことん男前だからだろうか？

男優の怒鳴ってる演技は基本的に大っ嫌いだが（役所広司とか）、それも気にならないし。

「そんなに丹念に描かなくても、そこ切って良いんじゃない？」という、はっきり言ってダラダラしている所も、むしろ楽しめた。

相手役の倍賞美津子は綺麗だが、あんまりこーゆー役は似合わないなぁ。

若山富三郎と義妹・中村玉緒が夫婦役、菅井きんが女親分というのが面白いし、三者とも好演。

大友柳太朗、高田浩吉、遠藤太津朗、藤田まことの4人が並ぶシーンは、さすがに壮観。