★4 | 爆撃が止むとさっきまでのようにキャッキャッと笑い出す女生徒たち。また爆撃、そして笑い声。悲痛な出来事は異常時のことと思う(→信じる→願う)から日常へ帰ろうとする。波のように繰り返す明暗が痛ましい。 [review] (おーい粗茶) | [投票(5)] |
★4 | 冒頭「現代の若者たち」がサイケな衣裳で踊り狂う。戦後生まれの日本人が初めて自由を謳歌したこの時期、冷水を浴びせかけるかの如く「たった」23年前を思い出させる。 [review] (sawa:38) | [投票(4)] |
★2 | ヒロインは実によく歌い、そして泣く。歌は公開当時の時代が求めた観客への映画的サービスだとしても、感情の発露である泣きは作品の根幹にかかわる重要なもののはずだ。吉永小百合をはじめとする乙女たちの涙には、撮る者としての意味が必要なはずなのだが。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 役者がみんな誠実に取り組んでいるのが伝わってくるのがいい。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |
★4 | 悲惨なシーンの合間に吉永小百合のくるくると変わる表情が現われ、ほっと息をつかせてくれるが、戦争とはその表情をこの世から抹殺してゆくものだと強く感じる。 (水那岐) | [投票(2)] |
★4 | 「ひめゆり」物では最も強く現代へ訴えかける。職人監督舛田利雄の渾身の一作かもしれない
[review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |
★3 | 去年(2019年)沖縄に行き、ひめゆり平和祈念資料館を観てきた。館内にあるVTRで生き残ったひめゆり学徒たちの証言が繰り返し流されていた。正直、本作より「生の声」が伝える事実の方が数倍・数百倍、悲惨だった。 [review] (IN4MATION) | [投票(1)] |
★4 | 他の作品はすべてかつてに観た。ゆえにこの作品が私が観た、現段階での「ファイナルひめゆりモノ」となりました。 [review] (takud-osaka) | [投票(1)] |
★3 | 乙女気分が横溢する前半が良い。そこに「対馬丸」の悲劇を挿入して戦火の切迫を巧みに構成している。しかし、今井版と同期する後半は力は入ってはいるが所詮はステロタイプとなり且つ拡散してダラダラ長い。描写を少女たちに絞って刈り込むべきだった。 (けにろん) | [投票] |