[コメント] ジョゼと虎と魚たち(2003/日)
ジョゼがとにかく魅力的だった。まるで恋のような。でも自分だったら散歩する時に周囲の目を気にして「乳母車じゃなくて車椅子にしようよ」とか言っちゃう…。こんな男はジョゼとは続かないんだろうなー。。
ジョゼ。まだ世界を知らなくて、純粋で可愛くて、ちょびっとわがままで、照れ隠しというか愛情の裏返しというか、素直なんだかどうなんだかよくわからない女の子。
え、障害者?そんなの関係ない!新しい世界を見れただけで一喜一憂して、笑顔が可愛くて、料理が上手!自分だけを想ってくれて、自分を心から必要としてくれる!ついでにえっちなこと何でもしていいよ、なんて言ってくれる(笑)こんな子ほっとける訳ないじゃん!俺が支えてあげるよ!守ってあげるよ!だから俺と一緒にやっていこう!
…でもね、どんなに魅力的に感じても、どんなに好きで一緒に生きていこうとしても、愛することって簡単なことじゃないんだよね。
恒夫はジョゼに恋をした。いつの間にか恋をして、離れても忘れられないくらい恋をした。でも一緒に生きていこうとして、一生支えていくことの重さを考えたら、不安なのか怖くなったのか逃げ出した。恒夫の恋は愛には至らなかった。
私もそうだと思う。ジョゼの魅力に惹かれた一人。でも、きっと逃げ出すんだろうなー、って思う。情けないけどね。まずそもそも私なら散歩の時点で「乳母車じゃなくて車椅子にしようよ」って言っちゃう気がする。そんな世間体ばっか気にするような奴にはジョゼは見向きもしないよな(笑)
この作品は愛について考えされる、ジーンと心に染みる作品でした。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。