[コメント] パイラン(2001/韓国)
想いはすべて手紙の中に。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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容赦のない描写と後味の悪さが私にとってはかなりマイナスで、主役二人の良さに免じてギリギリの評価。浅田次郎の原作は読んでいないのですが、きっとここまで救いのない結末ではないのだろう。映画が終わった途端早く家に帰ろう……と思ったくらいグッタリ。
セシリア・チャンは『喜劇王』でのような元気な女の子もいいけれど、『星願』やこの映画でのような、はかなげな役もピッタリはまるなあとつくづく思う。声がハスキーなのもまた良いのだ。
パイランは手紙の中で「あなたは私と結婚してくれたけれど私は何も与えられなかった」ということを述べていたけれど、苦しみもがきながら死にゆくカンジェの瞳に最後に映ったのはビデオの中のパイランの姿。それだけで、もう。
そう思えば、やりきれないラストの苦しさも自分の中で少しはやわらぎます。
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