[コメント] 藍色夏恋(2002/台湾=仏)
丁寧な描写の積み重ねは悪かろう筈もないのだが、所詮は優等生の破綻もしない調和世界を見せられる味気無さ。ただ、そういう世界を穿つ瞬間もあった。夜の体育館と屋上での焼却。特に後者では彼女の肢体の伸びやかな解放感が映画に風穴を開けていたと思う。
(けにろん)
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