[コメント] Stanley Kubrick:A Life in Pictures(2001/米)
生前秘匿されていたこの人のことが、死後露出するというドラマである。長時間だが飽きない。「偏屈親父の歴史」というサブタイトルも良いのでは・・・?
キューブリック作品に出演する多くの俳優が吐露する当時のインタビューは笑う。キューブリックの芸術に対する高い要求と欲望が俳優達にとてつもない演技を求めるのだろう。キューブリック映画に出演することを誇りに思う反面「たまらんわ」という表情が当時を彷彿とさせてくれる。この俳優達の表情こそがこのドキュメンタリーの全てではないだろうか。
想像に反してトム・クルーズのナレーションは淡々としていて不気味だ。キューブリックがそうさせたと思わせるような気後れしない不思議な声であった。
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