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[コメント] 鯨神(1962/日)

反捕鯨論者には是非この映画をお勧め(?)
マッツァ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







個人的には、鯨肉なんて旨いと思わないので、どうでも良い事だが。反捕鯨の人々のヒステリックな物言いと、その言い分「鯨は知能が高いから獲っちゃ駄目!」には、どうにも納得ができない。鯨は繁殖能力が低いし、だからこそ保護すべきなのは重々理解できるが、浜に打ち上げられて死んでいた鯨を食べた漁村が世界中から非難されたりする現状は、お前らなんか勘違いしてんじゃねえのか?と苦笑を通り越して怒りすら覚える。生き物の命を奪って食することには、知能の高い低いも関係ないはずだ。鯨だって牛だって同じだ。人間の自己満足に過ぎない。

鯨獲りは鯨と共に生き、時には鯨を神とさえ崇め恐れる。鯨神と死闘を繰り広げる人々の姿は崇高ささえ漂っている。鯨にナイフを突き刺す鯨獲りを残酷だと思うか否か。少なくともオレは美しいと思った。言い過ぎかも知れないが鯨獲りという行為は、彼らにとって神との対峙をも意味するのではなかろうか。少なくとも鯨と日本人には、このような歴史もあったという事を知った上で反捕鯨論は考えるべきであると思う。

しかし、このレビュー映画とは殆んど関係ないので、最後に中身について一言...

婆ちゃんの 寝てる隣で 初夜はヤダ...しまった、一句になってしまった。 それでは失敬。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)荒馬大介[*]

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