[コメント] ウエストワールド(1973/米)
密かに気に入っているスプーフ西部劇。前半部でのディテールへの拘りがまず良い。現地へ行くまでの旅程の様子、ロボットの回収作業、修理作業の細かな描写。ここで妥協する映画はつまらない。一種のスプーフ西部劇というだけでなく、中世や古代ローマの風景に西部のガンマンを歩かせるというのも実にユニークかつ面白いアイデア。
繰り返される鏡を撃つ描写=ロボットと人間の判別しにくさ=ラストの水を飲ませる行為と空っぽの顔面。クライトン監督作では一番と思う。
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