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[コメント] ペイネ 愛の世界旅行(1974/仏=伊)

「君たち愛し合う事をどうして恥ずかしがるんだい?」「愛こそ全てなのよ。ウフン」
づん

憎しみも怒りも、愛の前では力なくひれ伏す。そんなクサいメッセージもレイモン・ペイネから発せられると妙に納得。

ペイネの詩集も絵本も大好きで愛読しているのですが、なかなかビデオが見つからずようやく鑑賞出来ました。絵本や詩集の方がもっとエッチぃですが、あのぽわんとしたイラストと大人テイストな二人のやり取りのアンバランスさが妙にツボです。

良質な音楽とMelting Mellowな恋人たち、そしてサイケで素朴という、一見対極にあるものがうまく融合して素敵な映画に仕上がっていたと思います。個人的には第1部の方が好きだったかな。

愛する事に照れを感じたり躊躇したり、愛する人にすら素直になれない自分を見た二人に「おバカさん☆」とおでこをツンとされた感じです。ああ、恋人に全てを委ねてその胸で甘える事も、「どれくらい愛している?」と聞く事も、何も恥ずかしがる事ではないんだわ!(コラ、そこ!お前はキモいからやめろとか言わない!)

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04.06.23記

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)セネダ[*]

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