[コメント] ダーティハリー(1971/米)
銃口が語るハリーの心。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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シリーズの中で最も無口なハリー。
本作は、相棒はとっても地味で気真面目で、犯人は判りやすいほどの猟奇殺人変質者であるように、サスペンス性をほとんど無視した刑事ものであるため、淡々としているとの感は否めない。ジーン・ハックマンの『フレンチコネクション』でもここまで淡々としてはいない。
しかし、それが汚れ屋ハリーの存在を際立たせているように思える。スタジアムからの気の遠くなるようなズームアウトは、ハリーの奥深さを象徴しているかのようだった。
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