『最終絶叫計画』(以下､最終〜)をベースにさらにパロディネタをいれている｡

『最終〜』に比べると少々テンポが悪く､序盤からパロディシーンの見せ方が拙い｡しかし随所で見せるこの映画オリジナルのパロディシーンは結構面白い｡特にメントスのＣＭのパロディと終盤の画面表示を使ったシーンはなかなか良かった｡ただ全体的に『最終〜』よりも低予算になってしまい､より陳腐な印象を受けてしまう｡

役者はより無名になったが､『フットルース』のケビン･ベーコンや『ザ・クラフト』のフェルザ・バルクといったキャラに似ている役者を意識的に起用している｡『ハード・キャンディ』では子供っぽさのあったジュリー･ベンツの演技は今回はモンローのまねをしているヒラリー･スワンクのようで笑えた｡

全体的に低予算でＢ級であることを除けばパロディシーン自体はそこそこ笑える｡