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[コメント] ハロウィン6 最後の戦い(1995/米)

前作までとの繋がりは一応存在するが、マイケルや謎の悪魔崇拝集団の狙うべきものそのものに疑問を感じる。脚本も演出も、オチの盛り上がりもイマイチ。残念。最後に……よく頑張った、ルーミス。お疲れ様、ドナルド・プレザンス
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







最後、カラとトミーを残して病院内に戻っていくルーミス。彼がやり残した事、彼が最後マイケルに伝えたかったメッセージは何か?この演出はもしかしたらプレザンスが急逝した後に編集されたのかもしれない。プレザンスは既に病気を患っていたようで、おそらく身体を酷使してまでこの作品に出演したのだろう。そういった意味で、どこか「駄作」だけで片付けてしまいたくはない作品。

とは言うもの、不満は沢山。敢えて言うなら…前作のレイチェルでもそうだったが、なんで重要な人物をあっさり殺してしまうんだろう。あれほどまでシリーズに貢献した人物を。まぁ勝手に孤児状態に仕立て上げた挙句、妊娠までさせてしまう製作側に何を言っても無駄だとは思うんだが…。ジェイミーは誰と結ばれて、なんであんな悪魔崇拝集団の中にいたのだろう?と、まぁこっちのほうが本編よりも気になる。ちなみに前作までのジェイミーでお馴染みのダニエル・ハリスはディメンションフィルムとの契約か何かの問題で出演できなかったんだとか。ほんと勿体無い…。

結局マイケルは何が目的なのか不明瞭だし、悪魔崇拝集団の真の目的も暴かれず仕舞い。しかしここで呪術を持ってくるのはなんだか安っぽいし、いくらなんでも無理矢理すぎる。実際に脚本や設定でかなり揉めたらしいが…。多くの関係者が「もうハロウィンシリーズは撮らない」と誓ったらしいけど…その願いは数年後に打ち砕かれました(笑)。

人物が複雑なpart6。ここで、軽くこれまでのまとめ。

両親−息子:マイケル、娘:マイケルの姉(死亡)、2年後にマイケルの妹ローリー誕生。 →序章。マイケル療養所へ。

↓その15〜6年後。

ローリー(10代後半)マイケル21歳  →1,2作目。マイケル脱走。町へ。

↓10年後(かな?)

ローリー(死亡?)−娘ジェイミー(10歳手前) →4作目。マイケル蘇生。

↓1年後

ジェイミー(失語症) →5作目。マイケル1年ぶりに町へ。

↓約10年後?

ジェイミー(20歳前後?で死亡。ローリーが生きているなら40歳前後)−息子:スティーブン(赤ん坊)

カラ・ストロード登場(マイケルの血縁にあたるストロード家とは親戚)

ややこしい・・・・・。

(評価:★2)

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