[コメント] 王になろうとした男(1975/米)
このキプリングは児童向けなのではないのか。頑張ったロケなんだろうけど画質はやせ細っていてビデオみたいで退屈。たぶん最もつまらないヒューストン。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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話はイギリスの世界征服の薄暗いエートスの天日の下への表出といった処で、アメリカの西部劇より規模がでけえなあという感慨があるが迷惑なだけだろう。オーウェルはキプリングを英帝国主義の伝道者と呼んだらしいが、そんな話だ。冒険者は優雅だが後から商人が続くのがブニュエルの教えである。はったり、強気で押し切れ、っていう冒険はトランプみたい。クロサワ『虎の尾』もちょっと想起させられる。
本作は例の目玉親父のようなフリーメイソンを語っているのが興味を引く。キプリングがそうだったのだろうが大して穿っていない。アレキサンダー大王もメイソンだと云うのだろうか。最後にショーン・コネリーたちが成敗されるのは1970年代なんだから当然だが、映画はこれが残念でならないと云っているようだ。
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