アメリカじゃあ原爆被害の説明抜きで原爆投下機を一般公開したり 原爆展を開こうとするもんなら退役軍人や政治家の強い批判を浴びて中止になったり、 ヒロシマナガサキに原爆を落とした時から現在も｢俺達が戦争を早期終結させたんだ｣ なんて思いがごく一部のアメリカ人の心にはあると思う。 そんなアメリカは今、世界中のどんな国よりも核兵器を所持しているし世界中のあらゆる国よりも大量破壊兵器を所持している。 ハリウッドのC級アクション映画でも核兵器は普通に登場しアニメにもゲームにも安易に核兵器は登場している。

なんかアメリカだけでなく日本の社会も世界中も｢核の脅威｣って言うか｢核が如何に惨く人を殺すか｣って事に鈍感になってる気がしてしょうがないんですよ。 だからこそだよ、あの歴史、あんな体験をして見て、生き残った被爆者の人たちもいよいよもう、それほど長くない。

確かにこの映画はニョーヨークな町並みが日本だったり中国な農村が日本だったり細かいところが気になるけど、我々日本人から見ても普通に｢良くできました｣って感じだ。 でもこの｢良くできました｣ってのは、他の教科は良く出来るんだけど、数学が苦手で、 テストで１０点ばっかり取ってる子が６０点取った時のに良く似てる。 でもやっぱ１００点が見たいわけですよー。(・・・・と言いつつ１２０点だったりするのを見たいんですよ―) それが出来るのは世界中捜したってウチの子つまり｢日本人｣しかいないでしょう。 ユダヤ系のスティーブン・スピルバーグが『シンドラーのリスト』を生んだように。 映画史に名を残すようなのを日本人も送り出しましょうよ