子供のころ、洋画といえばこれのシリーズと『ホームアローン』でした。

だから、昔を懐かしむ気持ちで観たんだけど、そこでびっくり。

コメディはコメディなんだけど、それ以上にきっちり骨があるんですね。

要所要所で押さえどころ（マホーニーの動機の変化、バーバラの成長、フックスの変貌など）を設定しているから、見ているほうも安心して見ていられる。そこが強み。群像劇として見れてしまうというか。変な言い方だけど、きちんと「映画」している。

キャラクターは昔見た時の印象のまま変わらなかったのも個人的に嬉しい所。

特にジョーンズの効果音、ハイタワーのむやみな馬鹿力ぶり、タックルベリーのいかれ具合は今でも大好き。

ラサード校長もいい声してるよなあ。この人見てると何か癒されるよ。

なんてことない映画なんだけど、その軽さを含めて愛せる映画。

「もう一回観よっと」、そう思える映画。

こういう映画は大事だよ。