[コメント] 小さな恋のメロディ(1971/英)
ガキの頃みんなが大好きな映画だったけど、オレはどこか釈然としないものを感じていた。
大人になって再見した際に判った。マーク・レスターのせいだった。
一番わかりやすいところで、墓場でのデートシーン。老夫婦の墓を前にして、トレーシー嬢に「こんなに何十年も愛せる?」とかなんとか聞かれたレスターぼっちゃんはシレッと「愛せるさ。もう一週間も愛してる」。
オレはこういうことを言う男を信用しない。そんな男に惚れるトレーシ・ハイドまでもが安っぽい女に見えてしまった、これがオレの感じた違和感の正体だ。そしてオレは、ビタ一文モテない思春期を過ごしたのだ。
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